tlass SEA CELLARの登場
近年、環境への配慮が求められる中で、「海のテロワール」をテーマにした新しい体験の提供が注目されています。株式会社III Threeが手掛ける「tlass SEA CELLAR」は、奄美大島の美しい海の中でワインを海底熟成させるというユニークなプロジェクトです。このプロジェクトは、海洋環境に貢献しながら、ワインと海という異なる世界を融合させ、新たな社会的アプローチを提案しています。
2025 2nd Editionの発売
7月21日(祝・月)、海の日に合わせて「tlass SEA CELLAR」の第2期オリジナルエディション「2025 2nd Edition」が発売されます。このエディションでは、スパークリング、白、赤の3種類のワインが厳選され、世界でわずか48本の希少なヴィンテージワインが揃います。
熟成に向いている優れた環境が整った南の島、奄美大島の海で、ワインはどのように変化し、そのポテンシャルを発揮するのか、様々な嬉しい発見が待っています。特に、世界最高峰の資格を持つ大橋健一氏が監修しており、そのクオリティは一級です。
海のテロワールとは
「海のテロワール」とは、海が持つ特有の特性がワインや醸造に与える影響を指します。通常ワインは土地や気候といった要素が影響することが知られていますが、海洋の環境がもたらす新しい体験を提供するものです。しかし、海洋環境は陸上に比べ、普段目に見えにくいものです。
気候変動などによって、海洋の水温上昇や生態系の崩壊が進行している現状もある中で、「tlass SEA CELLAR」はこの問題解決への一助となるべく活動しています。海底熟成という手法を通じて、海と共生するワイン文化を育んでいます。
tlass SEA CELLARでの体験
「tlass SEA CELLAR」は会員制で、自然環境に寄り添った海底熟成が可能な数少ないワインセラーです。海からの恩恵を最大限に引き出し、ワインやその他のアルコール飲料を自然状態で熟成させることで、新しいフレーバーと風味を生み出します。
調査や熟成は、ワイン教育の頂点とも言える「マスター・オブ・ワイン」の知見のもとに行われており、ワインの楽しみ方が一段と深まります。
商品について
特に注目したいのが、全てのワインに共通するのは、その種ごとの特性を活かした熟成。スパークリングワインにおいては、イギリスの「Hattingley Valley Brut Rose」をはじめ、フランスの名門ワイナリーの「Domaine Long-Depaquit Chablis Premier Cru “Les Lys”」、イタリアの「Brunello Di Montalcino」に至るまで、各国の誇るワインが勢揃いです。それぞれのワインの特徴や魅力が、海底熟成を通じてどのように変化するか、楽しみにしている方も多いでしょう。
海洋環境への貢献
「tlass SEA CELLAR」は、ただワインを熟成させる場ではなく、持続可能なビジネスモデルを基に環境保護活動にも取り組んでいます。ブルーカーボンやブルーエコノミーの概念に則り、海の環境保全を支援し、地方活性化にも寄与することを目指しています。
まとめ
「tlass SEA CELLAR」は、海とワインを通じて新たな体験を提供し、次世代のための持続可能な海洋環境を育んでいくことを目指しています。海底熟成によって実現されるユニークなワインの数々は、単なる酒ではなく、人と地球に優しい未来を切り開く一歩となることでしょう。サステナブルなワイン体験をぜひ味わってみてください。