自動車照明の未来
2025-06-05 14:36:43

マレリとOLEDWorks、デジタルOLED 2.0で自動車照明の未来を拓く

マレリとOLEDWorksが受賞した革新の証



2025年のAutoTech Awardsで、マレリとOLEDWorksはドイツの自動車メーカーアウディと共同で開発したデジタルOLED 2.0リアライトのプロジェクトを評価され、「年間最優秀協力パートナーシップ」賞を受けました。これは自動車業界での革新を推進する重要な成果とされています。授賞式はミシガン州ノヴィにて行われ、マレリのスティーブ・ミュンチ氏とOLEDWorksのKathleen Miller氏がその栄誉を代表して受け取りました。

受賞したこのプロジェクトは、従来のテールランプ技術を飛躍的に向上させるもので、特にアウディQ6 e-tronに初めて搭載されたデジタルOLED 2.0テールランプが大きな注目を浴びています。この革新的な技術は、各パネルが60セグメントに分かれ、さらにはドメインアーキテクチャによって異なる外部通信機能を持つことを可能としています。

デジタルOLED 2.0技術の可能性



デジタルOLED 2.0リアライトは、テールランプとしての機能を超え、車両と外部環境との重要なコミュニケーション手段として機能します。例えば、テールランプは走行中、他の道路使用者に対して明確な信号を出すことができ、安全性の向上に寄与しています。アウディはこれにより、新しいパーソナライズ機能を提供し、顧客は合計8種類のライト・シグネチャから好みのデザインを選ぶことができます。

安全性とデザインの融合



従来のOLEDパネルでは最大10セグメントまでしか制御できませんでしたが、デジタルOLED 2.0技術により、全く新しい次元での柔軟なスタイリングが実現しました。特に、個々のOLEDセグメントを1Mb/sの速度で制御する新たなCAN-FD通信プロトコルが、リアランプのアプリケーションで初めて導入され、毎秒100回の更新が可能です。これにより、デザインの自由度が飛躍的に向上しました。

パートナーシップの新たな価値



マレリのフランク・フーバー氏は「この成果は、我々の密接な協力関係によって実現しました。」と述べています。OLEDWorksのCEO、David DeJoy氏も「革新、安全、デザインの卓越性に対する共通のビジョンを持っている」と強調し、今後も自動車照明のさらなる進化を目指すと話しています。

このパートナーシップは、単なる技術の融合にとどまらず、自動車産業全体に影響を与える新たなスタンダードを築くものです。マレリとOLEDWorksは今後も、消費者にとってのモビリティの未来を切り拓くための新しいアイデアや技術を追求していくことでしょう。私たちにとって、これらの革新がもたらす未来がますます楽しみになるばかりです。


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会社情報

会社名
マレリ株式会社
住所
埼玉県さいたま市北区宮原町2丁目19-4
電話番号

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