コメリが岡崎市と災害時物資供給協定締結
新潟県新潟市を拠点とする株式会社コメリは、地域社会のライフラインとしての役割を果たすことを目指しています。2005年に設立されたNPO法人コメリ災害対策センターは、これまでに全国の自治体と協定を結び、災害時に必要とされる物資を迅速に提供してきました。
この度、コメリ災害対策センターと愛知県岡崎市は、災害時における物資供給に関する協定を締結することが決まりました。この協定は10月22日(水)に岡崎市役所で行われる予定で、協定の締結数は1,190件に達します。締結式には岡崎市市長の内田康宏氏と、NPO法人コメリ災害対策センター常務理事の西室幸徳氏が出席予定です。
災害対策の重要性とこれまでの取り組み
コメリは、2004年に新潟・福島豪雨や中越地震に直面した際、物資供給の重要性を痛感しました。この経験を元に、2005年にNPO法人コメリ災害対策センターを設立し、自治体との協定締結を進めてきました。これまでの活動を振り返ると、特に2007年に発生した中越沖地震の際には、迅速な物資供給を行い、多くの被災者を支えました。
主な供給物資と対象災害
コメリが過去に提供した物資には、避難所向けの携帯トイレや手袋、飲料水、復旧資材などが含まれます。大規模な災害が発生するたびに、多様な物資を供給し、地域の復旧に尽力してきました。例えば、東日本大震災や御嶽山噴火、さらには最近の能登半島地震や奥能登豪雨など、各地での支援活動を行ってきました。
地域への思い
コメリは、地域社会の一員として「地域の日々を明るくしていきたい」という強い思いを持っています。必要な時に必要な物を提供し、地域の人々に寄り添ったサービスを提供することが、同社の使命です。物資供給だけでなく、地域の皆様とのつながりを深め、笑顔を生み出す場所であることを目指しています。
また、コメリは国内外に展開する店舗を通じて、資材や園芸用品などを提供し、地域の生活を支えています。これからも、地域に根ざした企業としての役割を果たし続けます。
今後の展望
コメリは、今後も災害対策に関する活動を強化し、全国の自治体との連携を深めていく予定です。物資の整備や供給体制の見直しを行い、より多くの地域の皆様を迅速に支援できる体制づくりを進めます。災害が発生した際には、いち早く必要な物資を提供できるよう、準備を怠らない姿勢を貫いていきます。
岡崎市との新たな協定締結は、コメリにとっても大きな一歩です。地域の災害対策力を強化するため、今後も積極的な取り組みを続けることで、安心して暮らせる地域づくりに寄与していきます。