多様性と美の提案
2022-06-29 13:00:06

福祉実験ユニット「ヘラルボニー」が提案する多様性の美しさ

色の力と多様性を考える「The Colours!」


福祉実験ユニットであるヘラルボニーが7月16日からANB Tokyoで始まる展覧会「The Colours!」は、障害のある作家たちが描く色彩豊かなアートを通じて、私たちが忘れがちな「違いの美しさ」を再認識させる場を提供します。

ヘラルボニーとは


「ヘラルボニー」という名前には、双子の兄が幼少期に自由帳に記した不思議な言葉へのオマージュが込められています。「一見意味がないと思われがちなものを新たな価値へと変える」というメッセージは、彼らの活動の根底に流れています。このユニットでは、主に知的障害のあるアーティストたちとのコラボレーションを通じて、彼らの作品をファッションやインテリアなど、多岐にわたるプロダクトに展開。

展覧会のコンセプト


「The Colours!」では、色彩のもつ特異な視点に注目します。「色」は単なる視覚的な要素ではなく、私たちがそれをどのように感じ取り、記憶し、表現するかが重要です。代表取締役社長の松田崇弥は、「アートは違いに存在価値がある」と語り、アートを通じて「個性」を見つけることの大切さを訴えています。

美しさと個性


展覧会では、各作家の作品を通じて、異なる「色」が持つ多様性と、そこから生まれる美しさが度々強調されています。作家たちは自らの内面を反映し、世に出ることを目指しています。彼らの作品は単に目を楽しませるだけでなく、見つめる側にも様々な感情を呼び起こします。

出展作家たち


  • - 井口直人:毎日の自分自身と向き合い、個性的な作品を創り出します。
  • - 岩瀬俊一:内向的な性格が作品に魅力的に表現されています。
  • - 岡部志士:独自の制作過程で、クレヨンの残りカスを用いて独自のアートを創出。
  • - 川上建次:脳性麻痺を抱えながらも、独自の視点で作品を生み出します。

まとめ


「The Colours!」は、アートが持つ可能性を広げ、「違い」を尊重し、私たちの社会に大切な価値を再認識させる試みです。アートと福祉が交わる新たな地平を感じ取ることができるこの展覧会に、ぜひ足を運んでみてください。

会社情報

会社名
一般財団法人東京アートアクセラレーション
住所
東京都港区六本木5-2-4ANB Tokyo 2F
電話番号

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