ラボオートメーションの新時代
2025-09-04 14:21:52

ABBロボティクスとメトラー・トレドが日本でのラボオートメーションを推進

新たな協業によるラボオートメーションの進展



ABBロボティクスジャパンとメトラー・トレドは、2024年から日本市場においてラボオートメーションの協業を開始します。この試みは、両社の強力な技術力を融合させ、ラボ環境における自動化を促進するものです。今回の協業によって、ABBのロボットとメトラー・トレドのLabX™管理ソフトウェアおよび機材が、シームレスに連携し、研究施設の働き方を一新します。

2025年に開催されるJASIS2025にて、メトラー・トレドのブース(ブース番号6A-508)では、ABBの協働ロボットが同社の分析機器を利用してどのようにラボ作業を行うかのデモが行われる予定です。近年、急増する人手不足やハイスループット試験の需要増加に応えるため、ラボ自動化におけるロボット導入が加速されており、ABBとメトラー・トレドの協業はその流れに乗る形になります。

ABBサービスロボティクス部門のマネージャー、ホセ・マヌエル・コラドス氏は、メトラー・トレドとの協力が製薬や化学産業、食品業界など多様な分野で効率性を高めると期待しています。「これにより、リソースの最大化とラボオートメーションにおける画期的な変化を促進します。このパートナーシップは、日本におけるラボオートメーションの進展において重要なステップです」とも述べています。

自動化の具体的なメリット



ABBのロボットは、その柔軟性、使いやすさ、精度によって、研究者の作業効率を大いに向上させます。具体的には、日常的な反復作業を高精度で代替し、作業のムダを減らします。さらに、LabXソフトウェアとの組み合わせにより、安全なデータ収集やメソッド管理が可能になり、科学者たちはより付加価値の高い業務に集中することができるようになります。

メトラー・トレドの機器は、高精度で信頼性の高い測定機能があり、現場での作業効率を最大化するために設計されています。耐久性に優れ、多様な産業用途に支持されています。LabXのデジタル接続機能を活かすことで、機器の統合とデータ管理も容易に行えます。

ABBの協働ロボット、特にGoFaは、従来人間が行っていた作業を簡便かつ高精度で行います。これにより生じる余剰時間を、研究や分析に活かすことで、ラボ生産性を大いに推進することができます。また、安全機能により、人とロボットが同空間で安心して作業できる環境を提供します。

未來への展望



ABBロボティクスとメトラー・トレドは、技術革新を通じて、世界中のさまざまな業界を支援しています。ABBは、ロボティクスソリューションを通じて、企業の競争力向上を支援し、一方メトラー・トレドは精密機器のリーディングカンパニーとして、研究開発や品質管理を強力にサポートする役割を果たします。両社の協業は、ラボオートメーションの新しい時代の幕開けを告げているのです。企業や研究機関は、この技術を活用し、未来に向けた持続可能な成長を目指すべきです。これにより、ラボの生産性向上とイノベーションの加速が実現することでしょう。

販促と同時に、科学者たちが高い創造性を活かし、より良い研究成果を生み出すことが期待されています。ABBおよびメトラー・トレドの協業は、労働力不足や効率化の課題を解決する画期的な取り組みとなることでしょう。


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会社情報

会社名
ABB株式会社
住所
東京都品川区大崎2-1-1ThinkParkTower22階
電話番号
03-4523-6151

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