キャスター、ベトナムに新たな子会社設立
東京都千代田区に本社を置く株式会社キャスターが、2025年4月8日にベトナムに新しい海外子会社を設立しました。この動きは、同社の成長を促進し、技術開発の強化を目指すものであり、さらなる国際的な展開を示唆しています。
海外子会社設立の背景とは
キャスターは創業以来、「リモートワークを当たり前にする」という志を掲げ続けています。会社のビジョンは、既存の業務の拡大と新たな市場への進出を通じて売上成長を加速させることです。このためには、テクノロジーや生成AIを駆使して生産性を高め、新しいサービスを次々と生み出す取り組みが必要不可欠です。
特に、キャスターは国内でのエンジニア採用が難しくなっている状況に直面しています。限られた人材市場では、高度な技術を持つプロフェッショナルを確保することが難しく、そのための解決策として、ベトナムでの子会社設立が選ばれました。ここで、豊富な経験を持つグラムス株式会社が支援を行い、エンジニア採用やシステム開発を効率的に進める計画です。
子会社の概要
新設される子会社「CASTER TECH VIETNAM CO., LTD.」は、ホーチミン市に位置し、代表にはTRUONG TRUNG QUAN氏が就任します。この子会社は、キャスターグループが展開する関連事業に対応したシステム開発を行います。設立時の資本金は約30,000USD(日本円で約443万円)で、キャスターが100%の株を保有しています。子会社の公式サイトは
こちらです。
今後の展望
新たな子会社設立により、キャスターは高い専門性を持つエンジニアを採用し、育成を進めることで技術基盤の強化を目指します。この取り組みは、持続的な事業成長を支えるための重要なステップです。今後、国内外の技術リソースを最大限に活用し、ビジネスのさらなる発展に力を注いでいく方針です。
キャスターの企業理念と実績
株式会社キャスターは、2014年9月に設立され、フルリモート体制で業務を行っています。特に、同社のリモートアシスタントサービス「CASTER BIZ」は、導入企業数において国内最多を誇り、累計5200社以上にサービスを提供しています。少子高齢化社会が進む中で、キャスターは「労働バイアス」を払拭し、新たな働き方を提案しています。
会社情報
- - 会社名: 株式会社キャスター
- - 証券コード: 9331(東京証券取引所グロース市場)
- - 本社所在地: 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー
- - 代表者: 中川 祥太
- - 設立年: 2014年9月
- - 事業内容: リモートアシスタントサービスなど
- - 公式サイト: こちら
このように、キャスターは国際的な展開を通じて、リモートワークの未来を切り拓いていく姿勢を見せています。特に今後ベトナムの子会社から生まれる新たな技術やサービスには、期待が寄せられています。