エイム・テクノロジーズと大阪公立大学の共同プロジェクト
エイム・テクノロジーズ株式会社は、大阪公立大学と提携し、スマートビルディングの実現に向けた新しい取り組みを展開しています。このプロジェクトでは、エレベーターと連携する清掃ロボット「KIRARA」及び「エレベータクラウド」を中百舌鳥キャンパスに導入しました。さらに、今後は森之宮キャンパスでも同様のエレベーター連携ソリューションの導入が予定されています。この実証実験は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の支援を受けており、最新の技術を駆使した「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業」の一環でもあります。
スマートビルディングとは
スマートビルディングは、空調や環境情報をリアルタイムで取得・管理することが可能な建物を指します。IoT技術がすべての設備に統合され、効率的かつ快適な環境を提供することを目的としています。エイム・テクノロジーズのエレベータークラウドと清掃ロボット「KIRARA」は、これに合わせて特別に設計されており、日常的な清掃作業を自動化することで、建物内の衛生管理を一層向上させます。
共同研究の背景と意義
研究リーダーである阿多信吾教授は、建物の設計段階からロボットの共存を考慮する重要性を強調しています。人手不足が課題となっている現代において、ロボットが日常的に業務をサポートする体制を整えることは、今後の建築業界において必要不可欠な要素です。
具体的な機能
このプロジェクトにおけるエレベータークラウドは、APIを利用してエレベーターを制御し、清掃ロボットが自動的にフロアを移動し、清掃作業を実行することを可能にします。特に、会議室終了後や通路にゴミが発見された際に、リアルタイムで清掃ロボットが対応することで、施設内の衛生管理がより強化されます。
将来的な展望
エイム・テクノロジーズは、スマートビルディング化を進めるためのプラットフォームを構築するため、今後も大阪公立大学と協力し、さまざまなオフィスビルでのスマートな環境づくりを進行させていく予定です。また、この技術は他の施設や業界にも応用が期待されており、より広範な普及が見込まれています。
会社情報
エイム・テクノロジーズは、自立AIサービスロボットやエレベータ連携システムの開発を通じて、人とロボットの共存を目指す企業です。東京都港区に本社を構え、顧客のニーズに応じた技術を提供しています。今後も、人々の生活をより良くするための技術革新を続けていく姿勢を持ち続けます。