広島とルワンダの交流
2025-08-25 10:51:49

広島とルワンダが結ぶ平和の架け橋 – 教育を通じた国際交流の実践

広島とルワンダが結ぶ平和の架け橋



2025年8月、特定非営利活動法人なかよし学園が広島とルワンダの架け橋となり、教育を通じた国際交流の新たな一歩を踏み出しました。このプロジェクトでは、広島県三次市の小学校教員がルワンダで授業を行い、子どもたちの未来を描く意味ある交流を実現しました。

ルワンダは、1994年の悲劇的な歴史を経て復興を遂げ、「アフリカの奇跡」と呼ばれるまでになりました。この国での教育支援活動は、なかよし学園が2017年から続けており、現地の教師と生徒が手を取り合い、希望に満ちた未来を共に探ることを目指しています。

模範授業の概要



三次市立みらさか学園小中学校の瀬尾駿介教諭と八次小学校の金子真代教諭はそれぞれ、数学と理科の授業を通じて現地の子どもたちに新たな学びを提供しました。瀬尾教諭はつまようじとスポンジを使い、立体の面白さを体験的に伝える授業を実施。一方、金子教諭は静電気に関する授業や「タングラム」を用いた遊び心あふれる数学の授業を行いました。双方の教員は、「日本の教育が生徒と教員双方に大きな影響を与え、質の高い授業体験が提供できた」と話しています。

教材と文化交流



このプロジェクトの一環として、広島市特別支援学校の生徒が制作した「平和ポスター」がキガリ・ジェノサイドメモリアルと現地の2校に寄贈されました。さらに、ルワンダの子どもたちと共同で制作した平和ポスターが日本に持ち帰られ、広島市特別支援学校にも贈られる予定です。このような交流は、国境を越えた友情の象徴となり、互いの歴史や文化を深く理解する機会となりました。

また、絵本『はじめてのヒロシマ』を利用した「PEACE BUTTONプロジェクト」も実施され、平和教育の一環として各学校で活用されました。

「お好みPEACEプロジェクト」と手洗い教育



さらに、中村里英事務局長が実施した「お好みPEACEプロジェクト」では、広島のお好み焼きをルワンダの現地で調理し、その歴史や食文化について紹介しました。このプロジェクトは、国際的な探究学習の一環として、ルワンダの子どもたちに笑顔をもたらしました。

手洗い教育も大きなテーマの一つとなり、三次市立青河小学校の児童が開発した「AOGA SOAP」を用いて、衛生習慣の重要性を伝える授業が実施されました。現地の子どもたちにとって、これらの活動は単なる教育に留まらず、生活に役立つ知識を学ぶ機会ともなりました。

アートを通じた平和のメッセージ



なかよし学園は、映画や音楽を用いた活動も通じて平和のメッセージを届けています。今回、ルワンダにて「アラピヤ」というカンボジア発の平和の歌を披露し、その中の歌詞をルワンダ語にアレンジしました。子どもたちが一緒にダンスすることで、文化交流がさらに深まります。

また、環境問題を考慮し、海洋プラスチックをリサイクルした素材で芸術活動を行うなど、多角的なアプローチを通じて、より広い視野での平和を考えるきっかけを作りました。

結論:未来へとつながる希望の架け橋



中村雄一代表は、「このプロジェクトは、悲しみの連鎖を断ち切るための活動の一環であり、教育を通じて子どもたちが国境を越えた友情を築くことが何よりも重要だ」と強調しました。これからも、なかよし学園は国内外で教育支援を進め、未来を担う子どもたちに希望を与え続けます。私たち一人一人が、平和の実現に向けた小さな一歩を踏み出していくことが求められる時代です。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

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