インクルーシブ保育の現状
2024-10-08 15:39:27

保育士の82.2%がインクルーシブ保育を理解、課題も多い現状

インクルーシブ保育の現状と課題



2024年版の調査結果によると、保育士の82.2%がインクルーシブ保育を認知していることが明らかになりました。これは2020年の調査結果と比較して大幅な増加を示しており、特に「保育園が行う研修」が最も多い情報源として挙げられています。これに対し、実際にインクルーシブ保育を導入している保育園は66.3%であることが分かりました。

インクルーシブ保育の理解進むが、実務はまだ課題が山積み



たとえば、外国にルーツを持つ子どもへの対応については、90.2%の保育士が「難しさ」を感じていると答えました。この数字は2020年の時点から35.4ポイントも増加しており、特にこれからの多国籍社会における保育の必要性を示唆しています。具体的なエピソードには、「言葉の壁や文化の違いからコミュニケーションが困難になる」といった意見や、「親との意思疎通に苦労する」という声が寄せられています。

技術的なサポートの必要性



保育士の中では、外国にルーツを持つ子どもが増える中で、保育者向け通訳機を利用した経験があると答えた人は47.7%にのぼります。また、通訳機が「役に立っている」と感じる割合も92.2%と高く、特に「言語的な不安が解消された」と追記する声が多く見られました。このような技術サポートが、保育士のストレスを軽減し、迅速な対応を可能にしているようです。

今後の展望



今回の調査結果から、インクルーシブ保育に対する理解が増している一方で、その実施にはまだ多くの課題が残っていることが明らかとなりました。特に、外国にルーツを持つ子どもたちやその親への対応が依然として難しく感じられている点が、今後の保育現場における重要な焦点になると考えられます。これから益々多様化していく子どもたちに対応するためには、技術的支援のみならず、文化的理解を深める取り組みも必要です。

今後「子ねくとラボ」では、保育現場での課題解決に向けたプロダクトやサービスの開発を進めていく予定です。子どもたちが安心して育っていける環境の構築に向けて、保育士とともに新しい挑戦を続けていきます。


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株式会社 明日香
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東京都文京区小石川5丁目2番2号わかさビル3F
電話番号
03-6912-0015

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