高齢者生活の安心を目指す全国協会準備委員会が始動
全国高齢者等終身サポート事業者協会準備委員会が設立へ向けた第一歩を踏み出しました。この準備委員会は、高齢者等の支援を行う事業者が集まり、2025年秋に法人設立を目指しています。初回の勉強会・意見交換会が2025年3月26日(水)にオンラインで開催されることが決定しました。
準備委員会の設立背景と目的
高齢化が進む日本において、高齢者等終身サポート事業の重要性は増しています。特に身寄りのない高齢者への支援が求められているものの、これまで監督機関の規制がなく、業界全体での明確な動きが不足していました。最近では、社会的なニーズの高まりを受けて、「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」が策定され、業界の健全な発展に向けた動きが加速しています。
委員会の設立にあたり、まずは参加事業者との意見交換や情報共有を通じて、共通の理念を確立していくことを目指します。これにより、全国の事業者が連携し、より安心できる高齢者支援の体制を築いていけるのです。
第1回勉強会・意見交換会の概要
初回の勉強会は、全国の高齢者サポート事業者が参加できる機会を提供します。日時は2025年3月26日(水)16時から18時まで、オンラインにて開催されます。参加内容は以下の通りです:
1.
協会準備委員会の紹介:設立の背景や目的について解説。
2.
講演:厚生労働省老健局の吉田慎氏が「高齢者等終身サポート事業者ガイドラインについて」の講演を行います。
3.
アドバイザリーボードからのコメント:その後、各分野の専門家からの意見を伺います。
4.
意見交換:参加者全員での自由な意見交換の場も設けています。
参加希望者は、協会の公式ウェブサイトから申し込みが可能です。高齢者等終身サポート事業を実施している全ての事業者に参加を呼びかけており、幅広い意見を集めていきます。
今後の活動計画
2025年秋を法人設立の目標に、準備委員会では継続的に勉強会や意見交換会を開催していきます。また、アドバイザリーボードを設置し、有識者からの助言を受けながら活動を進める予定です。これにより、業界内の共通理解を深め、組織の基盤を整え、県市区町での一貫したサポート体制を築いていくことが目指されます。
アドバイザリーボードの設置
アドバイザリーボードは、高齢者等終身サポート事業の健全な発展を支えるために設けられ、法的なアドバイスや政策提言を行っていく役割を担います。委員会設立の発起人部署から選ばれた4名の有識者が参加し、業界発展のための助言や支援に寄与していくことになります。
結論
今後、高齢者等終身サポート事業が国民から信頼を受けるには、業界全体での連携と専門性が不可欠です。この準備委員会の活動を通じて、安心して高齢者を支える仕組みの構築が進むことが期待されます。高齢者支援に関心がある事業者の参加をお待ちしています。