アジアの旅行スタイルが変化！2026年注目の5つのトレンド

アゴダが発表した2026年のトラベルトレンド

デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」を運営するAgoda Company Pte. Ltd.が2026年を見据えた旅行動向をまとめたレポート「Agoda 2026 トラベルアウトルックレポート」を発表しました。このレポートではアジア地域における旅行者の動向から、特に注目すべき5つの旅行トレンドが示されています。

国内旅行が注目される時代

特に目を引くのは「自国を再発見する旅」への関心が高まっていることです。調査結果によれば、アジア旅行者の3人に1人が「自国をより多く旅する」と回答。日本においては、旅行者の67％が「国内旅行を増やす」との意向を示しており、前年の20％から大きな上昇を見せています。この傾向は、国内の地方都市や隠れた魅力を求める動きが強まっていることを示しています。

食が旅の主目的に

現在、旅行者の多くが「食」を旅の中心に据えています。アジアの様々な国々で、「食体験」を多くの旅行者が重要視するようになり、特に台湾やベトナム、日本などが食の旅への関心が高まっています。実際、日本では約3人に1人が「食体験を旅行の主目的の一つ」と答えており、地域食文化の発見や地元グルメを巡る旅が注目されています。

コストパフォーマンスの重要性

2026年の旅行者は、今まで以上に費用対効果を重視する傾向が強いようです。旅行者全体の約40％が「所得の6〜10％を旅行に充てる」との意向を示しており、その中でも宿泊先の選定において「価格」が最も重視されています。日本においても63％の旅行者が「予算の範囲が旅行全体の計画に影響を与える」とし、コスト意識が旅行計画に深く関連していることが伺えます。