2月20日は「旅券の日」。学生たちの春休みに伴う海外旅行の予約動向が報告された。この調査は株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)が行い、2026年の2月から3月の旅行予約状況が取り上げられた。
調査は、2026年2月12日に実施され、対象はHISを通じて申し込みを行った学生に絞られている。予約対象は、HISのツアーやダイナミックパッケージ、航空券に限られ、宿泊のみは含まれていなかった。キャンセル数を除いた予約人数に基づき、データが算出された。
結果として、学生の海外旅行予約者数は前年とほぼ同じ水準を保っており、特に注目すべき点は平均単価が前年と比較して107.1%の140,700円と上昇していることである。物価の変動や円安の影響を受けつつも、学生たちの海外旅行への意欲は依然として旺盛だ。
旅行先だが、最も人気があるのは「ソウル」で、次に「台北」、「バンコク」と続く。地域別に見ると、全体の64.3%がアジア地域を占めており、特に東アジア地域が65.7%と高い割合を占めている。数年にわたるコロナ禍を経て、海外旅行を再開する学生や初めての海外旅行に挑む学生が多く見受けられる。この傾向はアクセスの良さやコストパフォーマンスが影響していると考えられる。
同行者の形態としては、「学生同士」の旅行が最も多く、また「家族」と一緒に旅をするケースも多い。特にヨーロッパなどでは、多くの費用を伴うため、家族での気楽な旅行が好まれる傾向がある。家族旅行である場合、ホテルのグレードを上げたり観光付きプランを選ぶこともあり、平均単価は157,400円と、一般の学生旅行より約1割高いことが示された。
旅行の人数については、「2人」での旅行が最も多く、全体の50.2%を占めている。続いて「1人」が29.7%、次いで「3人」が10.4%と、少人数での旅行が好まれる傾向が伺える。趣味や興味が細分化される中で、自由度を重視する傾向が強まり、大人数での調整よりも小グループでの旅行が主流となっている。
男女比では、「男性」が32.3%に対し「女性」は67.7%と女性の方が海外旅行への意欲が高いことが明らかになった。また、予約方法に関しては、オンラインが最も多く、全体の64.1%を占めている。デジタルネイティブ世代であるため、24時間いつでも予約から支払いまで行えるオンラインの利便性が高く評価されている。一方、オンラインでの予約先が多い中、店舗で予約を行う場合はアジア地域が50.3%と比較的低く、ヨーロッパ地域は22.9%と増加していることが分かった。
HISでは、「出世払い」として旅行代金の支払いを最大7ヶ月後に遅らせることができるサービスも提供しており、今年度の利用件数が前年比で178.5%と急増している。旅行代金が高騰する中、支払いを先延ばしすることで旅行の実現を後押しする手段として注目されている。
2025年のデータによると、日本国内の一般旅券の発行数は349万3,238冊となり、保有率は18.3%である。特に20代の発行数が最も高く22.6%を占めている。旅券法の改正により、手数料が最大7,000円の引き下げが見込まれ、海外旅行の準備にかかる負担が軽減される。HISは今後も、若者が海外旅行をしやすい環境を提供し続ける考えだ。HISの学生旅行に関する詳細はこちらを参照してほしい。