アイルランドの持続可能な肉生産キャンペーンが始動
アイルランド政府食糧庁であるBord Bia(ボード・ビア)と欧州連合(EU)は、ヨーロピアンビーフ&ラムのプロモーションキャンペーンを開始しました。このキャンペーンでは、アイルランド産の高品質な牛肉と羊肉の認知度を向上させると共に、持続可能な食肉生産の取り組みを広めることを目的として、日本、中国、シンガポール市場でのシェア拡大を目指します。
この取り組みの一環として、2026年3月10日から13日にかけて東京ビッグサイトで開催された「FOODEX JAPAN 2026」に「ヨーロピアンビーフ&ラム アイルランド発の持続可能な生産」ブースが出展されました。そこで、アイルランドの牛肉やラム肉の高い品質と安全性、そして環境への配慮が強調され、多くの業界関係者に注目されました。
具体的には、駐日アイルランド大使館にて業界関係者向けのセミナーと試食会も開催。このイベントでは、アイルランドの屠畜の見通しや日本への輸出状況などが紹介され、優れた料理が振る舞われました。
ヨーロピアンビーフ&ラムとは
このキャンペーンで紹介されるヨーロピアンビーフ&ラムは、厳格なEUの基準に基づいて生産されています。これらは食品の安全性、トレーサビリティ、動物福祉、持続可能性を重視しており、消費者に晴れた目で信頼される食材として提供されます。さらに、アイルランドはEU最大の牛肉輸出国であり、世界中にプレミアムな肉を供給しています。
今回のキャンペーンは2026年から2028年まで続く予定で、アジア太平洋地域の成長が見込まれる市場に特化して展開されます。これにより、日本や中国、シンガポールの消費者に高品質なアイルランド産の肉を広めていく狙いがあります。
FOODEX JAPAN 2026への出展
FOODEX JAPAN 2026では、アイルランドから到来した大手サプライヤーが集まり、アイリッシュグラスフェッドビーフやラム肉の特長を説明しました。多くの来場者がその質の高さに関心を寄せ、商談も盛況に行われました。このイベントでは、業界におけるアイルランド産肉の存在感を強めることができました。
業界セミナーと試食会の開催
2026年3月11日には、駐日アイルランド大使館で業界関係者向けのトレードセミナーを開催しました。アイルランド政府食糧庁によるプレゼンテーションでは、日本市場への戦略や最新の輸出量が紹介されました。続いて、アイリッシュビーフバーガーやアイリッシュラムカツレツが提供され、参加者から好評を得ました。
持続可能な生産体制
アイルランドでは、牛たちは放牧されて育てられ、飼料の90%以上が牧草から賄われています。このような環境で育てられたアイリッシュグラスフェッドビーフは、EUから地理的表示保護(PGI)を受けた高品質な肉です。多くのアイルランドの畜産農家は、国家的な食品サステナビリティプログラムに参加し、環境負荷を削減する努力を続けています。
このキャンペーンを通じて、アイルランドの持続可能な肉生産の取り組みと、世界的な品質の高さを広めていくことを目指しています。