日本の技術が生んだ新しい仏具、サスティナブルな供給体制を目指す

日本の技術が光る新たな仏具誕生

株式会社はせがわは、国内のゴルフクラブメーカーである株式会社ササキと手を組み、オリジナルの仏具を開発しました。この新しい仏具シリーズは、2024年10月上旬から一部店舗で販売される予定です。今回は、ゴルフ業界で培った精密な技術を生かした、全く新しい形の仏具が誕生しました。

共同開発の背景

近年、多くのメーカーが生産拠点を海外へ移している中、日本の伝統的な仏壇や仏具の製造を国内に維持することは、重要な課題となっています。株式会社はせがわは、この問題に取り組むため、日本国内での生産を続ける必要性を感じていました。特に、仏具製造における職人の高齢化や資材の老朽化、海外依存による供給のリスクを考慮し、株式会社ササキの金属加工技術に着目しました。

商品の特徴

今回開発された仏具は、香炉、花立、火立、線香差し、仏飯器、茶湯器の6点セットで、2種類で展開されます。それぞれのデザインは、伝統の美しさを保ちながらもモダンな感覚を融合させたものです。従来の真鍮ではなく、サビに強いステンレスを使用しているため、品質の安定性も高められています。

商品名とカラー展開

1. 彩月（さいげつ）
- カラー: 藍色、墨色、抹茶、あずき
- 価格: 55,000円（税込）

2. カーラ
- カラー: マットブラック、マットホワイト、ディープガーネット、サンセットアンバー
- 価格: 75,000円～85,000円（税込）

特に「カーラ」シリーズは、日本の高級ドライバーのヘッドに使用される塗装技術を取り入れており、デザイン性が際立っています。これらは、独自の工作機械と研磨技術を駆使した結果です。