エスポアとSigenergy Japan、80MWh蓄電池プロジェクトで業務提携を発表

エスポアとSigenergy Japanが80MWhの蓄電池プロジェクトで提携

株式会社エスポア（東京都渋谷区南平台町15-1）は、Sigenergy Japan株式会社との間で80MWhの蓄電池プロジェクトに関する包括的基本合意を締結したことを発表しました。この協業により、再生可能エネルギーと蓄電池事業のさらなる発展を目指します。

提携の背景と目的

エスポアは、再生可能エネルギー及び蓄電池に関連したビジネスの拡大を戦略的に推進しています。このたび、Sigenergy Japan株式会社と提携することで、日本国内における系統用蓄電池事業を中心に新たな市場を創造することを目的としています。Sigenergy Japanは、蓄電システムや太陽光インバータ、EV充電器などを手がける企業であり、その世界的な高評価を背景に、信頼の置けるパートナーとしての協業が実現しました。

提携の内容

合意内容の主なポイントには、以下のような協力が含まれています：

- 蓄電池製品の共同販売・設置：2026年12月31日までに80MWhの蓄電池（約10箇所分）を販売・設置することが双方の目標です。
- 投資家紹介・販売支援：Sigenergy Japanがエスポアの75億円に相当する蓄電池発電所案件の投資家を紹介し、販売支援を行います。
- 製品の販売ネットワーク構築：Sigenergy社のエネルギー貯蔵システムや関連製品を活用し、国内外での製品販売とサービス網の構築に協力します。
- 共同プロジェクトの実施：両社は既に開発中の10件のプロジェクトを通じて協業を進めます。

提携がもたらすメリット

この提携により、エスポアは以下のような恩恵を受けることが期待されています：

1. 競争力の強化：Sigenergy社の先進的なパワーエレクトロニクス技術とAI制御技術を取り入れることで、エスポアは高効率で高信頼の蓄電池製品を市場に提供できるようになります。

2. 市場への浸透：80MWh規模の共同販売を通じ、互いの強みを最大限に活かし、市場への影響力を拡大していきます。

3. 案件成立の可能性向上：投資家紹介や販売支援により、蓄電池発電所の事業化スピードが速まり、エスポアのポートフォリオがさらに強化されます。

4. 持続可能なエネルギー社会の実現：蓄電池技術を通じて電力のピークシフトや系統安定化、脱炭素の推進など、再生可能エネルギーの活用促進に寄与します。