ヘラルボニー、ロンドン・インターナショナル・アワードでシルバー受賞

ヘラルボニー、ロンドン・インターナショナル・アワードで光る成果

株式会社ヘラルボニーが、カンヌライオンズに続き、世界五大広告賞の一つである「ロンドン・インターナショナル・アワード」において、シルバーを受賞したことが発表されました。この賞は広告やデザイン、デジタル、PRなど、様々なクリエイティブ分野で優れた作品を表彰するものです。

ロンドン・インターナショナル・アワードは1986年に設立され、すべての審査員が集まり対面で審査を行います。そのため、非常に厳正かつ権威あるアワードとされています。受賞した「Integration」と「Non-Traditional」の2部門では、それぞれが求める基準が異なりますが、双方とも社会に大きな影響を与えるアイデアや独創性が評価の対象となります。

受賞の背景

特に「Integration」部門では、社会と調和し、文化の中に溶け込むアイデアが重要視され、「Non-Traditional」部門では既存の枠にはまらない新しいアプローチが求められます。ヘラルボニーは持続可能なビジネスモデルを築き、社会的なインパクトが評価されてシルバーを受賞しました。

審査員からは、「障害のあるアーティストの作品をIP化し、様々な場で活用することで、社会参画の機会を広げ、収入を生み出す」とのコメントが寄せられました。特に、アーティストの収入につながるモデルは革新的であると高く評価されたのです。

企業のグローバルな展開

ヘラルボニーは2024年5月には「LVMH Innovation Award 2024 Employee Experience, Diversity & Inclusion」を受賞し、その後9月にはフランス・パリに子会社「HERALBONY EUROPE」を設立しました。これにより、2024年から実施している「HERALBONY Art Prize」にも多くの応募が集まり、72の国と地域から4,500点以上がエントリー作品として寄せられました。

こうした国際的な取り組みを拡大しながら、障害のあるアーティストとの協業を進めていくことが、企業のさらなる成長をもたらすと期待されています。グローバルな企業とのコラボレーションを通じて新たな可能性を探っとるヘラルボニーの挑戦は、アート界全体にも良い影響を与えることでしょう。

ヘラルボニーの事業概要

ヘラルボニーのミッションは「異彩を、放て。」です。この理念の下、障害に対するイメージを変え、福祉を起点として新たな文化の創出を目指しています。2,000点以上の障害のある作家によるアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで、持続可能なビジネスモデルを確立しています。

また、自社ブランド「HERALBONY」の運営や、企業との共同創作、クリエイティブ企画、社員研修プログラムの提供、さらには国際アートアワードの開催など、アートを基軸とした多様な事業展開を行っています。このように、ヘラルボニーは単なるアートビジネスにとどまらず、社会的な意義を持った取り組みへと進化を続けています。

【会社概要】

- 会社名: 株式会社ヘラルボニー
- 所在地: 岩手県盛岡市開運橋通2-38（本社）
- 東京拠点: 東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル3F
- 代表者: 松田崇弥、松田文登
- コーポレートサイト: ヘラルボニー公式サイト
- オンラインストア: ヘラルボニーオンラインストア

このような成果によって、ヘラルボニーは今後もますますの成長が期待されます。国際的に広がるビジネス展開と革新的なアイデアが、アートの新しい地平を切り拓くでしょう。