山形県南陽市が新たな防犯プロジェクトを始動
山形県南陽市にて、斬新な防犯対策が実施されることとなりました。この取り組みは、一般社団法人日本セキュリティ振興協会が2025年9月24日に、「みんなで防犯プロジェクト」と名付けた形で自動販売機を利用し、防犯カメラを設置するものです。このプロジェクトは、地域住民の安全を向上させるだけでなく、市の財政に対する負担を軽減することも目的としています。
プロジェクトの概要
南陽市の複合施設「えくぼプラザ」に、無償で防犯カメラ1基が提供される形となり、特に注目すべきはこの機器の設置費用や維持管理が全て自販機の売上金で賄われる点です。この取り組みは、山形県内では初の試みであり、自動販売機の売上がリアルタイムで防犯対策に活用されることになります。
防犯カメラの設置工事は、2025年9月24日に完了しました。翌日には、市が主催するお披露目式も行われ、市長や関係者が見守る中で新たな防犯システムの開始が祝われました。
永続的な地域安全対策
この「みんなで防犯プロジェクト」の最大の特徴は、設置される自販機が非常時のための飲料無償提供機能を備えている点です。万が一の災害時には、地域住民に対し無料で飲料を提供する能力を持ち合わせており、防犯だけでなく防災への意識も高めています。
さらに協力体制として、南陽市、一般社団法人日本セキュリティ振興協会、そして一般社団法人防災・防犯自販機協会との三者間で、5年間の長期的な協定が結ばれています。この協定により、今後の地域安全対策が一層強化されることが期待されています。
市の財政負担をゼロに
もう一つの利点は、市の負担が全くないという点です。機器代や工事費だけでなく、その後のメンテナンス費や電気代、カメラ交換費用も全て自販機の売上から賄うことで、南陽市の財政状況を圧迫せずに済みます。これにより、他の財政課題に集中できる余裕が生まれ、市民サービスの向上へとつながるのです。
今後の展望と地域への貢献
この記事を通じて、南陽市の取り組みが成功を収めれば、他の自治体でも同様の事例が導入される可能性が高まります。日本セキュリティ振興協会は、地域のニーズに基づいた防犯と防災のための貢献活動を深化させ、情報提供や啓発活動を行うことを通じて、安心・安全な社会の実現を目指しています。地域の一員として、これからの安全対策に関心を寄せていきたいものです。
法人の概要
一般社団法人日本セキュリティ振興協会は、主に地方自治体を対象とし、防犯カメラの提供を行っている団体です。新たなプロジェクトや活動を通じて、地域社会の安全に貢献し続けています。詳細は
こちらをご覧ください。