「Mazrica Fan Meeting 2025」営業DXの未来を語るイベント開催
2025年、次世代型営業DXプラットフォーム「Mazrica」を運営する株式会社マツリカが主催した「Mazrica Fan Meeting 2025」が盛況のうちに開催されました。今回のイベントは、全国商工事業協同組合連合会とCTIツール「pickupon」を提供するpickupon株式会社をゲストに迎え、営業とマーケティングの組織変革やデジタル連携について成功事例が紹介されました。
Mazrica Fan Meeting 2025の目的と概要
Mazricaは、営業だけでなくマーケティングやカスタマーサクセスなど多様な部門で利用されるDXプラットフォームです。同プラットフォームは、誰でも利用可能で成果を出せることを目指しており、カスタマーサクセスチームが各企業の導入から運用まで手厚くサポートしています。このイベントは、Mazricaを活用する企業同士が学び合い、ナレッジを共有することによって、SFAやCRMの定着を促進することを目的としています。
近年、多くの企業がSFA/CRMツールを導入していますが、「使いこなせない」という声も多く、Mazrica Fan Meetingはその現状を打破するための重要な場と位置づけられています。参加企業の交流を通じて新たなビジネスチャンスも生まれ、年々参加者が増加している本イベント。今年も多くの参加者が集まり、各社でのMazrica活用ノウハウを持ち寄る活発な議論が繰り広げられました。
組織変革をもたらした全商連の取り組み
全商連は、約2万7,000社の中小企業から成り立つ全国組織で、長年にわたり従来の営業スタイルに悩まされてきました。特に「営業の属人化」や「情報の非共有」といった問題が顕在化していました。営業戦略室の稲城氏は、Mazrica導入の背景について、「営業全体を統括する本部機能として位置付けたいと思っていた。そのためには再現性のある営業基盤が必須だった」と語ります。
全商連では「Mazrica Sales」を導入することで、営業活動を一元管理し、デジタル上での統合を実現。同僚たちはこのプラットフォームを通じて営業プロセスの共通化を進め、各個人が成果を上げやすい環境を整えることに成功しました。また、稲城氏は「現場との対話を重視し、自分自身が全国の拠点を訪問して運用設計を進めていった」と述べました。これにより、インプット・アウトプットの負荷を抑え、円滑にMazricaが現場で使える体制を構築しました。
pickuponとの連携と情報資産の価値
トークセッションでは、pickupon社の小幡氏も参加し、CTIツールとの連携による効率的な営業への道筋を語りました。通話内容は自動で文字起こしされ、Mazrica内で迅速に共有されるため、営業スタッフが情報をもとにナレッジを活用することができます。このシステムにより、通話記録が「情報共有の資産」に変わり、組織全体の学習速度も向上しました。
さらに、Mazricaは日常業務のインフラとして、契約書作成の自動化や、CSVによる企業リストの効率的な管理に活用されています。稲城氏は、「Mazricaは日々の業務を支える重要なツールとなった」と強調しました。
今後の展開と新たな可能性
全商連では、2025年3月にマーケティングオートメーション「Mazrica Marketing」を導入し、リードナーチャリングの仕組みづくりを進めています。また、AIを利用した企業データベース「Mazrica Target」のトライアルも始まり、これによって提案時の質を高めることを目指しています。
稲城氏は今後の展望について、提案先リストの精度向上や、営業内容の自動設計へと進化させる考えを示しました。このように、Mazricaは営業活動の新たな可能性を開く重要な役割を果たしています。
次世代型営業DXプラットフォーム「Mazrica」について
Mazricaは、情報を蓄積し営業の成功事例を解析する次世代型営業DXプラットフォームです。誰でも容易に操作できるこのプラットフォームは、効果的な営業プロセスの確立を支援し、組織全体の変革を可能にします。営業現場のユーザーの課題解決に寄与する、業界の先駆者としての役割が期待されています。