ベトナムにおけるIT人材育成への新たな試み
株式会社ウィザス(本社:大阪市中央区)は、ベトナムのハノイに拠点を持つNiX Educationに出資を行い、システムエンジニア育成プログラムの展開を発表しました。NiXは2022年に設立され、「IT×日本語」を軸に教育を提供している企業であり、ベトナムの主要大学と連携しながら人材育成を担っています。
NiX Educationの取り組み
NiXは、日本のIT企業と優秀な現地人材を結びつける役割を務めています。NiXは高いITスキルと語学力を兼ね備えた人材を育成することに注力し、在学期間中から実務経験を積む機会を提供しています。大学を卒業後に即戦力として活躍できるよう、数千人の人材を日本市場に送り出すことを目指しています。
ベトナムでは、IT業界の成長が著しく、2022年の時点でIT人材は約48万人に達し、その半数以上が20代を占めています。毎年、約57,000人の若者がITやテクノロジー系の学問を専攻し、エンジニアとして社会に出ています。このような背景もあり、ウィザスはNiXへの出資を通じて、さらなる人材育成の必要性を感じています。
日本語教育と就労支援
ウィザスはNiXのプログラムにおいて、現地における日本語教育の充実を図り、国内のIT企業との連携のもとシナジー効果を最大限に引き出すことを目指しています。また、日本でのインターンシップや就労支援の機会も創出し、必要とされるスキルを身につけた人材の育成に寄与します。これにより、国内におけるIT人材不足の解消にも貢献することが期待されています。
連携した大学とのMOU
この取り組みの一環として、最近ウィザスはベトナムの複数の大学とシステムエンジニア育成プログラムに関する合意書(MOU、MOA)を横断的に締結しました。ダナン大学、Phuong Dong大学、タイグエン大学傘下の情報通信技術大学、Hoa Sen大学との提携により、現地の優秀な若者に対してより多様な教育と実務経験の機会を提供します。
まとめ
ウィザスのNiX Educationへの参画は、日本とベトナム双方においてIT人材育成を通じた大きな成果をもたらすでしょう。ウィザスは今後もグローバル事業を拡大し、社会で活躍できる人材の育成に貢献し続けることを誓います。日本市場における質の高いIT人材を育成するこの新たな連携は、事業の拡大だけでなく、国際的な人材流動においても大きなインパクトを生むことが期待されています。