SPPSと日本ビズアップ、連携機能を発表
株式会社SPPS(東京都渋谷区)が、日本ビズアップ株式会社(東京都港区)のクラウド型会計システム「クラウド発展会計」と、自社が提供する記帳支援クラウドサービス「exaflow」を連携させた新機能を発表しました。この連携によって、記帳業務は飛躍的に効率化されることが期待されています。
データ連携のメリット
新機能には、クラウド発展会計の利用者が行うマスタデータの「exaflow」への自動連携を実現する仕組みが含まれており、これにより仕訳データや帳票画像データも「exaflow」から自動連携されます。これまで手作業で行っていたデータの統合が大幅に簡略化され、作業効率が向上します。
特に、顧問先や勘定科目のマスタ登録、CSVファイルによる仕訳データの取込は、作業負荷を増大させ、ミスを引き起こすことが多いものでした。新機能により、これらの作業が不要になり、ユーザーは円滑に業務を進めることが可能となります。
記帳業務の最適化
また、帳票画像データを会計ソフトに取り込むプロセスも大幅に改善されます。従来は画像データをダウンロードし、手作業で仕訳データと結び付けていましたが、今回の連携によって、これが自動で行われるようになります。利用者は、クラウド発展会計のボタン操作だけでデータを連携でき、観察業務や税務調査においても迅速な対応が可能になります。
SPPSとexaflowについての説明
SPPSは、2005年に設立されたソフトウェア検証サービスを専門とした企業です。最近では、記帳支援クラウドサービス「exaflow」を展開し、業務の効率化に貢献しています。exaflowは、特に会計事務所や個人事業主、小規模事業者向けに設計されており、帳票のスキャンから仕訳データの生成までをスムーズに行えます。加えて、地方に設立されたスキャンセンターを通じて、地域創生や雇用の創出も目指しています。
日本ビズアップの役割
一方、日本ビズアップは、20年以上にわたって税理士や会計士に向けた支援を行っています。彼らは、会計事務所や顧問先企業のさまざまな問題に対して、解決策を提供してきました。ノウハウを活かした多様なサービスは、クライアントの事業成長を後押ししており、その理念が今回の連携においても活かされています。
クラウド発展会計の特長
クラウド発展会計は、企業経営のDX化を推進するオールインワンクラウド会計システムです。経理業務の効率化や経営管理支援だけでなく、生成AIを活用した業務の質の向上にも貢献しています。これにより、会計事務所はさらに高品質なサービスの提供が可能となり、プロフェッショナルな業務支援を実現しています。
まとめ
SPPSと日本ビズアップの連携は、記帳業務の効率化を大きく進めるものであり、利用者にさまざまな利便性をもたらすことが期待されます。この新機能により、会計業務の負荷を軽減し、業務の質を向上させることが可能となるでしょう。今後のさらなる展開にも注目です。