中小企業向け設備投資支援 2024年問題への対策
公益財団法人 東京都中小企業振興公社は、2024年問題に備えた中小企業の設備投資を支援するため、「設備投資緊急支援事業」の申請予約を2023年10月23日から受け付けます。この事業では、最大1億円の助成金があり、助成率は4/5に設定されています。
2024年問題とは?
2024年問題は、働き方改革関連法に基づく時間外労働の上限規制が運送・物流、建設業界にも適用されることで発生する懸念される問題です。この規制の導入により、人手不足が深刻化し、売上の減少が懸念されています。このような中、選択されるのは、機械設備を導入し生産性の向上と競争力強化を図ることです。
どのような設備投資が対象?
この支援事業の対象となる設備投資は以下のようなものです。
- - 建設業務: 作業の効率化により工期を短縮、または自動化して人手不足の解消。
- - 運送・物流業務: 効率的な物流フロー構築とドライバー負担軽減、システム入力の削減と配車業務の強化。
助成内容の詳しい説明
この支援事業では、各中小企業が必要とする機械装置、器具備品、ソフトウェアの導入経費を助成します。助成金の範囲は、100万円から最大1億円まで幅広く、助成金の対象となる経費は、時間外労働の上限規制に基づく人手不足対策のための機械や設備の導入に必要な費用です。助成金申請には、以下の特徴があります:
- - 助成率: 4/5以内
- - 助成対象期間: 交付決定日翌月から1年6か月間
- - 助成限度額: 1億円(下限100万円)
特にソフトウェアの助成金については、その申請額は300万円以上、1,000万円以下に限定されます。
申請の流れ
申請には「公社HPでの申請予約」と「Jグランツによる申請書類の提出」が必要です。申請の締切は混雑するため、早めに手続きを行うことを推奨します。また、申請には「GビズIDプライムアカウント」の発行が求められますので、こちらも準備には余裕を持つことが重要です。
併願申請について
この支援事業は、他機関の助成金との併願申請が可能ですが、公社の他の助成事業との併願はできません。ただし、『躍進的な事業推進のための設備投資支援事業』とは併願が可能です。
お問い合わせ先
詳細については、公益財団法人 東京都中小企業振興公社のHPをご参照の上、申請手続きや不明点については、お気軽に企画管理部 設備支援課にお問い合わせください。