豊田市と株式会社NAGARAの連携が深化
愛知県豊田市と株式会社NAGARA(名古屋市)は、介護業界のデジタル化(介護DX)を推進するべく、連携協定の2年目に突入しました。この度、市内の介護事業者を対象に、AIを活用した議事録作成サービス「ながらかいご議事録」を無償でお試しいただけるトライアルプログラムを2026年7月1日から開始します。
「ながらかいご議事録」とは?
「ながらかいご議事録」は、AIが自動で議事録を生成するソフトウェアです。会議や申し送りの際に録音するだけで、AIが出席者の発言を識別し、文字起こしや要約を行います。操作は簡単で、介護現場に特化した専門用語にも対応。スマートフォンやタブレット、PCからも利用できるので、デジタルが苦手な方でも扱いやすいのが特徴です。
無償トライアルの概要
対象
提供サービス
利用料
参加条件
- - 月1回のオンラインミーティング参加とフィードバック協力
申込期間
申込方法
- - 専用フォームまたは電話(050-5292-7615)から
このトライアルが終了した後は、有償契約による継続利用も可能で、自治体の補助金を活用した導入も検討できます。
介護現場の負担を軽減
介護の現場では、会議や記録作成にかける時間が多く、そのために本来のケアに割ける時間が制限されがちです。特に、サービス担当者会議や委員会の議事録作成は、大きな負担となっています。「ながらかいご議事録」を導入することで、議事録作成に費やす時間を大幅に短縮することが期待されています。実際に行った実証実験では、議事録作成にかかっていた平均60分がわずか10分に短縮されました。
具体的な変化
このサービスを導入することで、記録の作成から解放され、職員は直接利用者と向き合う時間が増えることになります。結果的に業務の効率化が進み、より質の高い介護が提供できるようになるでしょう。
豊田市の取り組みとNAGARAの理念
豊田市は、安心して暮らせる地域共生社会の実現に向け、さまざまな取り組みを進めています。その中で、介護DXの推進は不可欠です。これに応じて株式会社NAGARAは、豊田高専から生まれたスタートアップ企業として、介護現場の記録業務をAIに依存する形で支援しています。
代表取締役の岡田一輝氏は、「記録や情報共有に追われる時間を、目の前の利用者さんと向き合う時間に変えたい」という想いからこのサービスを開発してきたと語っています。この1年で得た「現場に学ぶ」という経験を活かし、さらに多くの事業者にこのサービスを知ってもらいたいと期待を寄せています。
また、豊田市とNAGARAの連携を通じて、より多くの介護事業者が新しいテクノロジーを試験的に導入できる環境を整えることが、今後の大きな目標です。
結論
介護業界のデジタル化は依然として課題の多い分野ですが、豊田市と株式会社NAGARAのような取り組みが、少しずつ現場の負担を軽減し、質の高い介護の実現につながることが期待されます。無償トライアルを通じて、介護現場がどのように変わるのか、今後の展開が楽しみです。