10月号の巻頭特集:新アイリッシュ・ルネッサンス
2024年9月12日に発売される『Whisky Galore』(ウイスキーガロア)10月号(Vol.46)では、アイリッシュウイスキーの新たな潮流が特集されています。過去20年間で急増したアイリッシュの蒸留所が、現在では60ヵ所以上に達し、輸出量も歴史的な数値を更新しているのです。
急成長の背景
アイリッシュウイスキーは、過去にわずか4ヵ所の蒸留所しか存在しなかった時代と比べ、今やその数は15倍以上になりました。この成長の裏には、多様性に富んだウイスキー造りがあるといえます。本号では、その魅力と可能性を探るべく、本誌編集長の土屋守が独自取材を行いました。
蒸留所の紹介
特集には、北アイルランドの「ブッシュミルズ」をはじめ、本邦初公開の蒸留所「コーズウェイ」や「タイタニック蒸留所」など、全6ヵ所の新しい蒸留所が登場します。それぞれの蒸留所が独自のスタイルと味わいを持つことが強調されており、アイリッシュウイスキーの新しい顔を発見することができます。
アイルランドのパブ文化
また、アイリッシュウイスキーとともに楽しむべきパブ文化についても触れられています。東京に存在する本場さながらのパブや、独自のスタイルを持つバーに足を運ぶことで、アイリッシュウイスキーをより深く味わうことができるのです。
日本のジャパニーズクラフトウイスキー
続いて、特集の一環として「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」と題したシリーズも展開されます。第2回では、厚岸蒸溜所の樋田恵一氏へのインタビューが掲載され、彼のクラフトウイスキーに対する情熱や哲学が語られます。
特別インタビューのコーナー
さらに、特別インタビューでは、創業90周年を迎えたニッカウヰスキーから新たに生まれた「ニッカ フロンティア」が紹介されています。開発を手掛けた渡邊健太郎氏が、その背景や味わいについて語っています。また、英国王室御用達のロイヤル・ブラックラの魅力について述べる特別リポートも見逃せません。
イベントリポート
10月号では、6月末に開催された『ウイスキーフェスティバル2024 in OSAKA』や、7月に行われた『東京ウイスキー&スピリッツコンペティション』の授賞式のリポートも掲載。イベントの様子をビジュアルに届けることで、ウイスキーの楽しさと文化の広がりを伝えています。
書誌情報
このように、ウイスキーガロアの10月号は、急成長を見せるアイリッシュウイスキーの全貌を詳しく紹介。また、日本のクラフトウイスキーの現状や、特別インタビューを通じてウイスキーの奥深さを探る内容となっています。お求めは、ウイスキー文化研究所のオンラインショップや全国書店、Amazonにて可能です。ウイスキー好きには必読の一冊となっています。
この特集を通じて、ウイスキーの楽しみ方やその文化について新たな視点をもたらし、これからのウイスキーの旅に繋がることでしょう。