企業はその存在意義を社会に向けて発信することがますます求められています。特に、企業の成長や成功に伴っては、社会への貢献を意識せざるを得ない時代となりました。そのため、M&A(合併・買収)を通じて事業を引き継ぐ際にも、ただ利益を追求するだけでなく、社会貢献の視点を加えることが求められています。
そんな中、株式会社スピカコンサルティングが、クラウドファンディング事業などを展開するREADYFOR株式会社と業務提携を結び、新たなサービスを提供することとなりました。により、M&Aを実施した後の譲渡オーナーに向けた社会貢献活動の提案が始まります。これにより、オーナーは自身のビジネスだけでなく、社会全体にも良い影響を与えることが期待されます。
提携の意義
スピカコンサルティングは、企業の価値を最大化する「バリューアップコンサルティング」と業界特化型M&Aを実施しており、これにより譲渡オーナーのニーズに応えることを重視しています。一方のREADYFORは、「みんなの想いを集め、社会を良くするお金の流れをつくる」という理念のもと、優れた社会貢献団体と寄付を希望する篤志家をつなぐフィランソロピー活動を展開しています。
この業務提携により、スピカコンサルティングではM&A後のアフターフォローにREADYFORのフィランソロピー・アドバイザリー・サービスを組み込み、譲渡オーナーのフィランソピーニーズに応えられる体制を整えます。具体的には、以下のようなサービスが提供されます。
1.
寄付先紹介サービス:寄付予定額が1,000万円以上のオーナーに対して、生前の寄付先を紹介し、これに付随する役務を提供します。
2.
マイ基金設立アレンジ:寄付予定額が5億円以上の顧客が寄付を通じて設立する基金の運営をサポートします。
この新たなサービスにより、譲渡オーナーは自分の財産を社会貢献のために役立てることができ、自己のビジネスからの引き継ぎを経て新たな社会貢献の形を模索する新たな道が開かれます。これにより「みんなの想いを集め、社会を良くするお金の流れ」がさらに具体化し、その流れの中に自らの想いを位置づけることができるのです。
組織の背景
READYFORは、数多くの優良団体とのネットワークを持ち、具体的な寄付先を紹介し、社会貢献活動を通じて個人と団体を結びつけています。その実績により、寄付を通じて本当に価値のある活動を支援することが期待されています。
一方、スピカコンサルティングは2022年8月に設立され、業界特化型のM&A仲介で高い専門性を有しています。譲渡オーナーのニーズにきめ細やかに応え、アフターフォローに力を入れる同社の姿勢は、今後の成長に大きな影響を与えることでしょう。
この提携がもたらす新しい流れは、今後のM&A市場においても注目されることが予想され、企業の社会的責任がさらに強化されることが期待されています。