マンガの新たな楽しみ方を提案する第4回マガデミー賞
2023年、マンガの楽しみ方を拡げることを目的とした「第4回マガデミー賞」の受賞作品が発表されました。このアワードは、TOPPANホールディングスのグループ会社、株式会社BookLiveが主催しており、2021年から開催されています。
受賞作品一覧
今年度の受賞作品は以下の通りです:
- - 作品賞: 『正反対な君と僕』
- - 設定賞: 『ルリドラゴン』
- - 感銘賞: 『君と宇宙を歩くために』
- - こだわり賞: 『カグラバチ』
- - 表紙インパクト賞: 『シバつき物件』
- - 審査員特別賞: 『8月31日のロングサマー』
作品賞 - 『正反対な君と僕』
この作品は、周囲の目を気にする元気な女子高校生が、自分の意見をはっきり言える男子に恋をする物語です。共感を呼ぶ心理描写が好評で、2026年1月にはTVアニメ化も決まっています。受賞コメントでは、読者への感謝が述べられ、今後の盛り上げに期待が寄せられました。
設定賞 - 『ルリドラゴン』
高校生の青木ルリが突然頭にツノが生え、母親から父親が龍だと告げられるというユニークな設定で話題の作品。読者からは、非現実的な設定に興味をそそられるという声が多く寄せられています。
感銘賞 - 『君と宇宙を歩くために』
この作品は、不器用な友情と成長を描くストーリーが心に響くと評価されています。日常の小さな出来事の中に大切な瞬間を描いた、読者の共感を呼ぶ作品の一つです。
こだわり賞 - 『カグラバチ』
刀匠を目指す少年の日常と壮絶な戦いを描いた剣戟アクションが称賛され、特に作画や表現に対する作者のこだわりが強く伝わるとの評価が得られました。
表紙インパクト賞 - 『シバつき物件』
柴犬の地縛霊との共同生活をテーマにしたこの作品は、読者に笑いや癒しを提供します。表紙デザインの独自性が評価されています。
審査員特別賞 - 『8月31日のロングサマー』
タイムループを題材にしたこの作品は、毎日が同じ8月31日を繰り返す中での成長を描き、深いテーマ性が評価されました。
マガデミー賞の意義
マガデミー賞は、従来のキャラクターを称える賞から、より幅広いジャンルの作品を讃える賞へと進化しています。審査では、マンガの専門家であるプロ書店員8名が各作品を厳選し、一般のファンからの投票で受賞作品を決定しました。読者との交流を通じて、マンガ業界の活性化を目指しているのです。
読者の声
受賞作品への一般投票では、リアルな心理描写や個性的な設定に対する高い期待が寄せられ、多くの読者が作品の魅力を語っています。各作品に寄せられた評価は、今後のマンガ市場の未来を明るく照らしています。
「マガデミー賞」がマンガの楽しみ方を拡張し、さらなる発展を促すことを願っています。詳細は
特設サイトでご確認ください。