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御所野遺跡で繰り広げられる縄文体験

今年の秋、岩手県一戸町にある御所野遺跡で「御所野縄文キャンプスクール」が9月18日（土）から19日（日）にかけて開催されます。これは、2021年に国連教育科学文化機関（ユネスコ）によって世界文化遺産に認定された「北海道・北東北の縄文遺跡群」に属する御所野遺跡での特別なイベントです。これは、世界遺産登録後に行われる初のイベントとして、注目を集めています。

縄文キャンプの魅力

日本の縄文時代は、平和で自然と共存した豊かな暮らしが営まれていました。このキャンプスクールでは、参加者がその縄文の生活を肌で感じることができる魅力的なプログラムが用意されています。参加者は、発掘体験を通じて、5,000年前の暮らしをリアルに体感し、さらに縄文食を味わう機会があります。

夜間は、星空の下での「ナイトミュージアム」と題した特別なツアーが行われ、普段は見ることのできない特別なコレクションも公開されます。まるでタイムトラベルをしているような感覚に浸ることができる素晴らしい2日間です。

申し込み情報とスケジュール

「御所野縄文キャンプスクール」の参加には、事前の申し込みが必要です。予約は8月2日（月）から開始され、定員は20名（最少催行人員は5名）となるため、興味のある方は早めの申し込みが推奨されます。

キャンプスケジュール

• - 9月18日（土）

- 12:00に二戸駅に集合し、貸切バスで御所野縄文公園へ。
- 参加者は、縄文時代の「ウェルカムドリンク」として、スパイシーなチャイと縄文クッキーを楽しんだ後、本格的な発掘体験を行います。
- 午後は御所野縄文博物館での入浴後、イノシシ肉の汁物などを楽しむ縄文夕食を堪能。
- 夜はナイトツアーや竪穴住居の暮らしの再現に参加し、テントで就寝します。

• - 9月19日（日）

- 朝は縄文朝食を味わった後、石斧を使用した木の伐採作業を行います。
- その後、発掘した土器の復元体験や、拓本取りなど、様々なアクティビティが用意されています。
- お昼には、地域の豊かな食材を使用した「御所野弁当」が提供され、自由時間を経て、14:40にはバス出発で二戸駅へ戻ります。

御所野遺跡について

御所野遺跡は、約5,000年前の縄文時代に栄えた村の跡地で、800棟以上にわたる竪穴住居跡が見つかっています。広大なエリアには、かつての人々の生活の痕跡が残されており、ここでの探求は貴重な歴史に触れる機会でもあります。

安全対策

新型コロナウイルス感染防止策も施され、参加者にはマスクの着用や手指の消毒などが推奨されています。安全に楽しむために、参加者全員の協力が求められます。

まとめ

「御所野縄文キャンプスクール」は、ただのキャンプではなく、縄文時代の知恵や文化に触れ、歴史を学ぶ貴重な体験です。自然豊かな環境の中で、58万年前の生活様式に思いを馳せることができるこのイベントは、家族での参加にも最適です。是非、この機会を逃さずに参加してみてはいかがでしょうか。

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