吉野杉のぬくもりを身につける新作ジュエリー
奈良県から発信される「ミズイロトシロ」では、新たなジュエリーコレクションが登場しました。地元の名産である吉野杉を使用し、温もりを感じられるようにデザインされたこれらのジュエリーは、ただのアクセサリーに留まらず、環境への配慮や地域振興というメッセージをも内包しています。
ブランド「ミズイロトシロ」とは
デザイナーの和田恵美可氏が手掛けるこのブランドは、彼女の幼少期の思い出や体験を基にしたものづくりが特徴です。奈良の米農家に生まれ育った和田氏は、自然豊かな環境の中で多くのインスピレーションを受けてきました。彼女が2012年に立ち上げた「ミズイロトシロ」は、もともとはハンドメイドのジュエリーを中心に展開していましたが、近年ではライフスタイル全般に関わる商品にまでその幅を広げています。現在、彼女は女子美術大学の講師としても活躍し、次世代のクリエーター育成に力を入れています。
地元の資源を活かす重要性
プロジェクトに使用される吉野杉は、奈良県の林業の重要な資源です。この木材は間伐が必要であり、適切に管理しないと生育が難しくなります。しかし、近年では林業の衰退が問題視されており、その影響で土地や生態系に深刻な影響を与える可能性もあります。和田氏は、このような状況を踏まえ、吉野杉を素材としたジュエリー作りを通じて、地元産業を支える役割を果たしたいと考えています。
環境とファッションの新しい関係
環境への配慮が新たな基準となった今日、消費者は製品の背景や製造過程に敏感になっています。特に環境負荷の低い製品が求められる中で、和田氏は自らのブランドにおける製品がどのような環境で作られたのかを透明にすることが重要だと訴えています。彼女は、消費者がそのストーリーに共感し、地域資源を使ったファッションの意義を感じ取ってほしいと願っています。
新作ジュエリーの紹介
新コレクションには、以下のような商品がラインナップされています。
「山のたまご」
割り箸職人による特別な加工が施されたブローチとチャームです。それぞれがユニークな木目と色合いを持ち、使うほどに自分自身のスタイルに育てられます。
「山の雫」
奈良時代から高位な人々に愛されてきた真珠と吉野杉を組み合わせた特別なジュエリーです。木の節目をデザインに取り入れたピアスやイヤリングは、伝統と現代を融合させたアイテムです。
現代の消費者が求めるのは、ただのデザイン性ではなく、その背後にあるストーリーや価値です。和田恵美可氏の「ミズイロトシロ」は、その両方を兼ね備えたブランドとして、さらなる注目を集め続けています。
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「ミズイロトシロ」で、ぜひこの魅力あふれるジュエリーをご覧ください。