TDPT SDK for Unity
2022-02-01 10:00:25
モーションキャプチャーを変革するTDPT SDK for Unityの登場
TDPT SDK for Unityとは
最近、ゲームやエンターテイメント業界で注目を集めているのが、デジタル・スタンダード社が新たに発表した「TDPT SDK for Unity」です。この開発キットは、独自のAI技術を用いた3次元姿勢推定機能を提供し、モーションキャプチャーの使い勝手を一新します。
TDPTのこれまでの歴史
TDPT(Three D Pose Tracker)は、2020年6月にWindows版のフリーウェアとしてリリースされ、以来、多くのクリエイターたちによって活用されてきました。このシステムは、通常のカメラや画像データを利用し、リアルタイムで24の動作ポイントを検出することが出来るため、特にVTuberなどのエンターテイメント分野での使用が盛んです。ユーザーは専用の機材を必要とせず、カメラさえあれば全身のモーションキャプチャーを手軽に行えてしまいます。
iOS版の成功
さらに、2021年5月にはiOS版がリリースされ、App Storeでは高評価の4.6を獲得しました。この成功を受け、さらに多くのユーザーがTDPTを利用し始め、圧倒的な精度の高さと使いやすさから、多様な場面での活用が進んでいます。
TDPT SDK for Unityの特長
TDPT SDK for Unityは、ゲームエンジン「Unity」上でTDPTの姿勢推定エンジンにアクセスできるソフトウェア開発キットです。このSDKを使用すると、ゲームやアプリケーションの中で、マーカーレスのモーションキャプチャーが実現可能になります。これにより、従来のモーションキャプチャーに必要だった特別な衣装やセンサーを使わずに、よりシームレスな体験を提供します。
幅広い利用シーン
この技術は、エンターテイメントだけでなく、ヘルスケアやスポーツ、フィットネスなどさまざまな分野に応用可能です。顧客の満足度を向上させることができるほか、生産計画の改善やスポーツ指導の数値化が実現されるなど、多くのメリットが期待されます。なお、特定のニーズに応じた受託開発も受付中で、例えば特定の利用シーンに合わせた学習などから、解析精度をさらに向上させることも可能です。
最新の応用技術
TDPT SDK for Unityは現在、Windows 10以降のプラットフォームに対応していますが、将来的にはiOSへの対応も計画されています。これにより、さらに多くの開発者やクリエイターがこの新しい技術を活用できるようになるでしょう。
製品の詳細
「TDPT SDK for Unity」の価格は、開発者1人あたり350,000円(税抜)で、チャットサポートオプションは月間20,000円(税抜)です。具体的な製品内容は、TDPTシステム本体、マニュアル、APIリファレンス、およびサンプルプログラムが含まれています。販売は公式ランディングページを通じて行われており、購入前には動作確認も可能です。
会社の背景
デジタル・スタンダード社は、アプリケーション開発及びAI・XR開発を主な事業として2012年に設立され、現在に至っています。大阪府大阪市を拠点に、映像制作やゲーム開発など多岐にわたるプロジェクトを手がけています。
まとめ
TDPT SDK for Unityは、今後のモーションキャプチャー技術のスタンダードになる可能性を秘めています。既存のプロジェクトに革新をもたらすこのSDKを利用することで、幅広いユースケースに対応できることが期待されています。興味のある開発者の方は、ぜひこの新たなツールを活用してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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株式会社デジタル・スタンダード
- 住所
- 大阪府大阪市北区鶴野町1-9 梅田ゲートタワー20F
- 電話番号
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06-7166-0600