立川伊勢丹で新しい『鳥獣戯画』の魅力を体験
2025年の春、東京都立川市に位置する立川伊勢丹の6階アートステーションにて、「モダン鳥獣GIGA」展が開催されます。開催期間は3月26日から4月15日までの約3週間で、国民的に人気のある国宝『鳥獣戯画』を現代の20人以上のアーティストが再解釈した作品が並ぶ、ユニークな展示会です。
鳥獣戯画とは
約800年前、鎌倉時代に描かれたとされる『鳥獣人物戯画絵巻』。この作品は、動物たちを擬人化して描き、人間社会の様子をユーモラスに表現しています。現代の漫画やアニメーションの基盤とも言われ、日本のサブカルチャーのルーツを形成した重要なアート作品です。多様なキャラクターやテーマを通して、楽しさや日本人特有の美意識を表現し、現代に生きる私たちに多くのメッセージを伝えてくれます。
現代アーティストたちの解釈
今回の『モダン鳥獣GIGA』展では、日本画家やイラストレーター、さらには切り絵作家や吉本芸人など、幅広いジャンルから集まったアーティストたちがそれぞれの視点で新たな『鳥獣戯画』を創作しました。彼らの作品は、国宝として尊ばれる作品の趣を保ちながらも、現代の感性やユーモアを加えたものとなっています。観客に驚きと楽しんでもらえる、新しい視点の『鳥獣戯画』が楽しめることでしょう。
参加作家の多様性
展示に参加する作家は、久保修山、影広野、堀としかず、綿引明浩、土田穣、青野広夢、鯰江光二、MICAO、ふくりえ、平島毅、下村優介、斎藤将兼未希恵、米増由香、キシモトマイ、ギャンペイちゃん、ピストジャム、Shinya Ayama、PINEMAなど、さまざまなスタイルを持つ個性豊かなメンバーが名を連ねています。
幅広いジャンルのクリエイターたち
アートの視点から捉えられた『鳥獣戯画』は、キャラクターの多様性や生き生きとした楽しさを再確認させてくれることでしょう。これまでの作品展とは一線を画した新たな視覚体験を提供することに注目が集まります。作品には、現代社会への鋭いメッセージが込められ、観賞者自身がそれをどう受け取り、思索するかも楽しみの一つとなることでしょう。
2025年の巡回予定
この『モダン鳥獣GIGA』展は、立川伊勢丹での展示後にも巡回展示が予定されています。以下のスケジュールを元に、全国各地で新しい『鳥獣戯画』を体験できます。
- - 浦和伊勢丹: 6月25日~7月8日
- - 国際フォーラム: 7月14日~7月31日
- - 日本橋三越: 8月6日~8月19日
- - 文京グリーンコート: 9月1日~9月30日
- - 川越丸広: 10月3日~10月21日
地域の方々には、是非この機会に現代アーティストたちの解釈による新たな『鳥獣戯画』の魅力を体験していただきたいと思います。
場所: 立川伊勢丹 (東京都立川市曙町2-5-1)
主催: 株式会社アートプリントジャパン
お問い合わせ先:
アートプリントジャパンの公式Instagram
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