TCJグローバルの海外展開
株式会社TCJグローバル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中澤 匠)は、 ベトナムとネパールとの業務提携を拡大し、特定技能人材の教育と紹介体制を強化しました。これは、国内における深刻な労働力不足に応えるための重要な施策であり、特定技能の外国人材の採用を検討している日本の企業をサポートすることを目指しています。
国内での特定技能人材のニーズ
近年、日本国内では特定技能人材の需要が急速に高まっています。深刻な労働力不足に直面している企業が増える中で、TCJグローバルは1988年の設立以来、80ヵ国以上から10,000人を超える卒業生を輩出し、20ヵ国336社との提携実績を持つ日本語教育と人材紹介のリーダーとしての役割を果たしています。これらの経験を基に、今回新たにベトナムとネパールの日本語教育機関との業務提携を拡大したのです。
提携による教育支援
新たに提携した現地の日本語教育機関を通じて、TCJグローバルは以下のような具体的な教育支援体制を確立しました。
- - 日本語教師養成や日本語学習教材の現地提供
- - 応募者の実践的な日本語力の強化
- - 日本での就労や留学希望者への支援体制の整備
このような取り組みにより、高品質な日本語教育を施した即戦力となる人材を日本企業へと安定的に紹介できる体制が整いました。特にベトナムは、製造業が盛んであるため、製造現場に即応可能な人材が豊富です。
ベトナムとネパールの特徴
ベトナムの魅力
- - 大規模な人口と若年労働力: ベトナムは約1億人の人口を抱え、その67%以上が労働年齢に属しています。35歳未満の層も豊富で、将来的な労働力確保において非常に有効です。
- - 低い離職率と長期定着志向: ベトナム国民は責任感や協調性を重視し、日本企業でも高い定着率を誇っています。これにより、長期的に勤務する意欲が高い人材を確保できることが強みと言えます。
- - 製造業に特化した即戦力: 製造業が主要な産業であるため、加工技術が豊富な人材が育成されています。
ネパールの魅力
- - 豊富な若い労働力: ネパールの平均年齢は23~24歳で、労働年齢人口が65%を占めています。若年層が多く、今後も安定した人材供給ができる見込みです。
- - 海外志向と適応力: 約20%が海外での就労を経験しており、グローバルな視点を持つ文化が確立されています。
- - 急激に増加する日本での在留者数: 直近の10年間で、日本に在留するネパール人が約10倍に増えており、日本語学習への熱意も高まっています。
今後の展望とTCJグローバルの進化
TCJグローバルは、今後もベトナムとネパールとの提携校数および人材の送出規模をさらに拡大していく計画です。また、ミャンマー・スリランカ・ウズベキスタンなど他国との連携を強化し、企業の多様な人材要件に対応する体制を築いていきます。さらに、日本語教育における国際標準(ISO29991:2020)に基づいた高品質なサービスを提供することで、外国人材の採用と定着を支援していきます。
私たちTCJグローバルは、グローバルに展開する日本語教育のリーディングカンパニーとしての責任を果たしつつ、企業価値の向上にも努めてまいります。私たちの目指すところは、特定技能人材を通じた社会問題の解決と、日本の産業を支える即戦力人材の安定供給の実現です。