サントリー世界愛鳥基金が2025年度助成先を募集開始！

サントリー世界愛鳥基金が新たな助成先を募集

サントリーホールディングス株式会社が運営する「サントリー世界愛鳥基金」が、2025年度の助成先を9月1日から募集開始しました。この助成金は、鳥類の保護や地域での愛鳥活動、特に水辺で生活する大型鳥類に対する活動に対して支給されます。合計で約4000万円の助成が見込まれており、3つの部門からなる助成プログラムが実施されます。

助成の背景と意義

サントリーは1973年に愛鳥活動を始め、昨年にはその活動が50周年を迎えました。この基金は、地球環境の保護や再生に寄与することを目的に1989年に設立され、これまでに517件、7億円以上の助成を行ってきました。野鳥は環境の健全性を示すバロメーターとされており、その保護活動の重要性が増しています。

特に2022年度からは、海外の鳥類保護団体も助成対象に含めるなど、国際的な支援を拡充しています。これにより、より多様な鳥類の保護活動を支援していく姿勢を示しています。

助成金の詳細

この助成には3つの部門があり、それぞれ次のような活動を対象としています。

1. 鳥類保護団体への活動助成：自然環境の保全を目的とした活動を行う法人や団体が対象です。総額2000万円が助成される予定です。
2. 地域愛鳥活動助成：学校や地域グループの愛鳥活動に対する助成で、合計200万円が支給されます。
3. 水辺の大型鳥類保護：コウノトリやトキ、ツルなどの水辺での生息環境を保護する団体が対象で、こちらも総額2000万円が見込まれています。

応募に関する情報

応募期間は2024年9月1日から30日までとなり、詳細はサントリーの公式ホームページにて確認できます。申請書はホームページからダウンロード可能で、郵送または電子メールでの提出が求められます。

お問い合わせ先

申請や助成に関する問い合わせは、下記の連絡先へお願いします。
サントリー世界愛鳥基金申請口
東京都港区芝3-33-1
TEL: 03-5232-8910
E-mail: kouekidenshi@smtb.jp

サントリーの持続可能な未来への取り組み

サントリーは、「今日、鳥たちに起こる不幸は、明日、人間の身に降りかかるかもしれない」という言葉をスローガンに、愛鳥活動を展開しています。また、地域の森林保全活動にも重点を置き、全国各地で持続可能なお茶や水の保全に努めています。現在では、豊かな生態系を築き上げることを目指し、上位捕食者である猛禽類が快適に育成できる環境づくりにも力を入れています。

この助成制度を通じて、未来の世代に豊かな自然環境を残すために、サントリーはますますの活動を強化していくことでしょう。愛鳥活動を通じた環境の再生・保全は、私たち全てにとって大切なテーマです。鳥類保護活動に興味のある個人や団体の皆様はぜひ、この機会を活用してください。