新たなインボイス調査が明らかにした企業規模別の請求書処理課題とは

インボイスが発表した新たな調査結果

株式会社インボイスが、企業規模に応じて請求書処理業務の実態と課題を調査したレポートの第2弾を発表しました。このレポートは、経理担当者500名を対象に行われ、企業の従業員数による請求書処理の負担や、それに伴う課題について深堀りしています。

調査の背景と目的

請求書処理は企業の経理部門において重要な業務ですが、その負担は企業の規模によって大きく変わることがあります。特に、従業員数が増えるにつれて請求書の受領枚数も増加し、それに伴い処理業務の負担も大きくなると考えられます。この実態を把握し、企業が直面する課題を浮き彫りにすることが本調査の目的なのです。

調査結果の概要

第一に、従業員数が200名以上の企業の経理担当者に対して、請求書処理が「非常に大変」または「やや大変」と感じている割合は60%以上でした。特に従業員数が多くなるほど、請求書処理の業務負荷が大きくなる傾向が見られました。これに対して、100名未満の企業では「全く大変ではない」との回答が29%であったことも注目に値します。

第二に、請求書の受領枚数についても報告されており、従業員数が多くなるほど受領する請求書の枚数が増加することが確認されました。特に、月間301枚以上の請求書を受領している企業の割合は従業員数が多い企業ほど高いことが示されました。

第三に、拠点数も請求書の受領枚数に影響を与える要因として浮上しました。500名以上の企業を対象にした分析では、拠点数が多い企業ほど受領する請求書の枚数も多くなる傾向が見られたのです。

課題の多様性

調査結果から、規模の大きい企業は請求書処理で多様な課題を抱えていることが浮き彫りになりました。経理業務における負担の増加は、ほかの業務にも影響を与える可能性があるため、各企業はどのようにこの状況を改善できるかを考える必要があります。

また、このレポートは他の企業にとっても有益な資料であり、自社の請求書処理業務の見直しや経理の課題発見に役立つことでしょう。新たな調査結果をもとに、自社の経理部門の効率化に向けた施策を検討してみてはいかがでしょうか。

詳細なデータは【こちらのリンク】(https://media.invoice.ne.jp/dl/survey/Survey-on-the-Actual-Conditions-of-Invoice-Processing-Operations-that-Vary-by-Company-Size-Second-Edition-Employee-Numbers.html)から確認できます。