AIと衛星データの新提案
2025-03-04 13:28:05

AIと衛星データを用いた新たなインフラ評価の試み: 天地人とマレーシア科学大学の協力

AIと衛星データを駆使した未来のインフラ評価



株式会社天地人(東京都中央区)が2025年2月25日(火)に、マレーシアの国立科学大学である「マレーシア科学大学(USM)」と、AIと衛星データを活用したインフラの評価及び再生可能エネルギーのサイト選定に関するMOU(覚書)を締結することを発表しました。この連携は、近年の技術革新を背景に、持続可能なインフラ整備を目指したものであり、両者の研究・教育の進展に寄与することが期待されています。

MOUの概要



今回のMOUは、以下のような目的と内容で締結されます。

  • - 期間: 2025年2月25日から発効し、具体的な協定が締結されるまでの間、基本的な合意事項を確認する枠組みとして機能します。
  • - 目的: AI技術及び衛星データを利用した漏水リスクの評価と再生可能エネルギーの適地選定に関する共同研究を推進します。また、研究や教育プログラムの開発・支援を通じた協力関係の構築も目指しています。
  • - 協力内容: 「天地人コンパス 宇宙水道局(Tenchijin COMPASS KnoWaterleak)」と「TenchijinCompass Renewable Energy」アプリケーションに関する白書の作成を含む、漏水リスク評価や再生可能エネルギーの適地選定における研究が実施されます。

マレーシア科学大学(USM)の特性



USMはマレーシア初の「APEX」指定大学であり、持続可能性や研究革新で高い評価を受けています。特に、持続可能な開発目標(SDGs)への貢献において国際的に評価されており、社会貢献をテーマに掲げた最先端の研究が進められています。健康科学、再生可能エネルギー、文化遺産研究など、多様な分野で国際的な協力やイノベーションを推進しています。

天地人コンパス 宇宙水道局の機能



「天地人コンパス 宇宙水道局」は、衛星データとAIを活用し、水道事業者の漏水リスク管理を効率化するクラウド型服務です。衛星から取得したデータを用いて漏水リスクを5段階で評価し、効率的な漏水調査の実現に向けたシステムを提供しています。2022年度の実証実験では、点検費用の最大65%削減が期待できることも報告されています。このテクノロジーは、国内のみならず、世界の水道管理の改善にも寄与する可能性があります。

国際展開への期待



天地人は、ASEAN地域を中心に海外展開を積極的に進めており、効率的な水道経営を実現するためのグローバル版「Tenchijin COMPASS KnoWaterleak」の開発を進めています。これにより、東南アジア各国でも共通の水道経営の課題を解決し、地域住民の生活向上に貢献することが期待されています。

今後も、AI技術や衛星データを駆使したインフラ評価の新たなアプローチが、持続可能な社会の実現に向けて重要な役割を果たすことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社天地人
住所
東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階
電話番号

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