沖縄でCO2除去実証
2026-08-04 14:19:29

沖縄・久米島でCO2除去技術実証へ、日立・商船三井・JALの連携

沖縄・久米島での国内初CO2除去技術実証の意義



日立製作所、商船三井、日本航空の3社は、沖縄県久米島で海水中のCO2を直接分離・回収する技術「ダイレクト・オーシャン・キャプチャー(DOC)」の実証に向けた覚書を交わしました。この取り組みは国内初となるCO2除去技術の実証であり、海洋温度差発電など他の再生可能エネルギー技術とも連携し、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップとされています。

DOC技術とは?



DOCは、海水中に含まれるCO2を効率的に分離・回収する手法で、海水は大気中のCO2とバランスを保つ性質を持っています。この技術によって、海水からCO2を除去することで、大気中のCO2濃度を下げる助けとなります。海水中のCO2は大気中の約100〜150倍も存在し、CO2を回収するコストも低く抑えられるため、気候変動対策としての期待が高まっています。

実証内容と目的



久米島近くの海域でDOC技術の適用性を確認し、環境影響や運用に関する基礎データを取得します。具体的には、陸上に設置したコンテナ型の実証設備を使い、海水を取水してCO2を分離します。この実証から得られる知見を元に、地域活用の方法や環境教育、プロモーション活動を通じてDOC技術を広めることを目指しています。さらに、回収したCO2を地域での利用へと結び付ける取り組みも行われます。

企業の役割と連携の重要性



日立は、DOC技術を通じてエネルギー効率の高い運転を目指し、データの取得と分析によって信頼性の高いカーボンクレジットの創出にも寄与します。商船三井は、地方自治体や地域の人々との協力を通じ、地域の経済にも貢献することを目的としています。そしてJALは、地域の航空会社と連携し、業界内でDOC技術の認知を拡大し、将来的には回収CO2を原料とした合成燃料の調達も視野に入れます。

今後の展望



この実証は、カーボン経済圏の構築に向けた第一歩と位置づけられ、国際的なカーボンクレジットを日本で確立することで、国内でのCO2除去の必要性を示すことが期待されています。海洋資源の持続可能な利用を通じた経済成長を、その背景に持つブルーエコノミーの実現へとつながることを目指しています。

このように、新たな技術の実証を通じて地域社会に貢献し、同時に地球環境への配慮をも行うこの取り組みは、今後の持続可能な社会のモデルケースとして注目されることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社商船三井
住所
東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
電話番号

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