香川の庵治石を使用した美しいスツール「THE TIME」登場

庵治石のスツール「THE TIME」

香川県で産出される希少な庵治石を使用したスツール「THE TIME < AJI-STONE STOOL >」が、プロダクトデザイナーの花澤啓太氏とアーティスト集団「たぶん、加工。」のコラボレーションで誕生しました。このユニークなスツールは、庵治石の特徴を活かし、時間をテーマにしたデザインが魅力です。

庵治石の魅力とは？

庵治石は、香川県高松市の僅かな地域でのみ採掘される非常に珍しい石で、その耐久性は水晶に匹敵します。スツールの表面には庵治石特有のまだら模様が美しく浮かび上がり、この美しさは「花崗岩のダイヤモンド」とも称されています。スツールには中目、細目、錆石の3種類の素材が使われており、それぞれに異なる表情を持っています。

時間を感じるデザイン

「THE TIME」は、単なる座るための道具ではなく、“人それぞれの時間”や“物事の経過の時間”を感じ取ることができる作品として設計されています。このスツールは、公共の場や屋外でも使いやすいようにデザインされており、時間の流れを楽しむためのアイテムとして最適です。

製造過程と技術

スツールは、2つの石を組み合わせた後、中央部分に鉄芯を加え、接着しています。この加工の技術により、強度を保ちながら、美しいくびれを実現しました。多様な石の加工技術を活かした製品は、地域の熟練した石工でなければ達成できないものであり、まさに「たぶん、加工。」の技術の結晶とも言えます。

SANUKI ReMIXプロジェクト

このスツールは、「SANUKI ReMIX」と名付けられた香川県の合同展示会の一環として制作されました。このプロジェクトは、地元のアーティザンとアーティストが協力して新たなアートプロダクトを生み出すことを目的としています。今回の展示会では、1月22日・23日と発表され、この初回の試みとして、花澤啓太氏と「たぶん、加工。」のクリエイター達が共創しました。

讃岐の伝統と新しい価値

「弾けて混ざれ。SANUKI ReMIX」は、香川県の伝統工芸や地元産業を支える職人と著名なアーティストのコラボレーションによって、新しいアートプロダクトを生み出します。プロジェクトは、香川の重要文化財である玉藻公園「披雲閣」を舞台に開催され、これにより地域の魅力を最大限に引き出すことが期待されています。