リユースインクTシャツ
2024-02-06 12:01:43
熊本発、廃棄インクを利用した親子で楽しむTシャツが登場!
熊本の廃棄インク問題を解決する新商品
有限会社ビッグピンクは、熊本県熊本市に本社を構える企業で、衣類向けシルクスクリーンプリント工場を運営しています。この度、同社は2月5日より、リユースインクを使用した新たなブランド「JINOMON(地のもん)」の第一弾商品として、くまモンをあしらった親子で楽しめるTシャツを発売することを発表しました。
廃棄インクの再利用
衣類プリント業界では、特注インクを調合するものの、追加の注文がない場合、そのインクは廃棄されるのが一般的です。インクの品質保持や保管場所の問題から、一定期間が経過したインクは多くの企業で廃棄されています。この企業は、こうした問題を解決すべく、廃棄されるインクを再利用することに着目しました。
新たに定義された「リユースインク」は、廃棄処分される特注インクに加え、メーカーのラインナップで廃盤になった在庫インクや余剰分のインクを活用しています。「これまで捨てられていたインクを使用することで、環境負荷を軽減しつつ新しい商品を提供できることが大きな特徴です」と同社の担当者は語ります。
クラウドファンディングでの先行販売
リユースインクを使ったTシャツは、まずクラウドファンディングサービス「MAKUAKE」で先行販売されます。この取り組みは、地域の魅力を再発見し、地元の人々に楽しんでもらえることを目的としています。春頃には、第二弾商品の発売も予定されており、地元の名産を活かした商品など、さらなる楽しみが期待されています。
地域への貢献
「JINOMON」は熊本の地域ブランドとして、観光客にも人気のあるアイテムとなることを目指しています。親子で一緒に着ることができ、地域活性化に寄与する商品として、観光のお土産にもぴったりです。この取り組みにより、地元の人々が誇りを持ち、親子の絆を深められることを願っています。
OEM商品の展開
さらにビッグピンクは、一般のOEM商品にもこのリユースインクを積極的に採用していきたいと考えています。県内外の大手プリントファクトリーや資材仲卸業者とも協力し、共同生産体制を構築することで、リユースインクの活用が広がりつつあります。
まとめ
新しいTシャツは、親子で共有できるデザインだけでなく、環境に優しい取り組みとしても注目されます。熊本の地元企業が、自社の技術力と地域を愛する姿勢をもって、廃棄インク問題を解決し、地域活性化に貢献する新しい商品に大きな期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
有限会社ビッグピンク
- 住所
- 熊本県熊本市北区楠野町574
- 電話番号
-
096-245-3606