認定NPO法人キッズドア(東京都中央区、理事長:渡辺由美子)は、経済的な困難を抱える家庭の子どもたちの新学期を支えるため、コクヨ株式会社から408本のランドセルを寄付されました。この取り組みは、困窮家庭で「新品のランドセルを持たせてあげたいが、生活費を優先せざるを得ない」といった声に応えるものであり、子どもたちが前向きに学校生活をスタートできる環境作りを目的としています。
キッズドアは、コクヨの理念に共鳴し、2024年から続いている文具支援の延長としてこのプロジェクトを実施しました。寄付された「らくろくランドセル」は、2025年3月以前に製造されたもので、品質が保持されている状態で大切に倉庫に保管されていたものです。キッズドアでは、これらのランドセルを単なる物資とせず、「子どもたちの未来をひらく学びの基盤」と位置付け、必要とする家庭に手渡しています。
ランドセルを受け取った家庭からは、子どもが何度も背負って鏡を眺めたり、新学期を楽しみにする笑顔が見えたという声が上がっています。このように、物品支援が子どもと保護者の心理的負担を軽減する効果が改めて実感されています。また、2026年夏頃には、同じ規模でのランドセル支援が予定されています。
キッズドアは、「生まれ育った環境によって学びのスタートラインが左右されない社会」を目指し、学習支援に加え、生活支援や保護者支援も含む包括的な取り組みを継続して行ってきました。このランドセル支援も、その一環として社会全体で学びの意欲を支える仕組みを進めています。加えて、企業や地域、市民と連携して、子どもたちが希望を持てる学びの環境を創出していく計画です。
コクヨのブランド<Campus>は、学生のまなびを支えることを使命としており、具体的には「書きたい」「学びたい」という思いに寄り添い、一歩一歩を後押しする役割を果たしています。コクヨの文具事業は、子どもたちが置かれた環境によって学びの機会を失うことがないよう、今回の支援がキッズドアの活動を通じて、子どもたちの明るい未来につながることを期待しています。
キッズドアは、2009年に設立され、日本の子どもたちの貧困問題解決に取り組んでいます。対象は主に、小学生から高校生、そして高校中退の若者まで。無料学習会や、食事などの生活支援を伴う学習会を東京、宮城、神戸に展開しています。2020年のコロナ禍によって増加した子育て家庭の困窮を受け、全国の困窮子育て家庭に対し、「ファミリーサポート」システムを立ち上げ、情報支援や食料、文房具の提供、さらには保護者の就労支援を行っています。