Zindel Segal博士が語るMBCTの魅力
2024年4月10日、トロント大学のZindel Segal博士によるオンラインウェビナーが行われ、マインドフルネス認知療法(MBCT)の重要性とその実践について伝えられました。このウェビナーにはアジア各国から170名以上の参加者が集まり、MBCTの方法論や心の健康への影響について学ぶ貴重な機会となりました。
MBCTは、うつ病の再発を予防する目的で開発された心理療法の一つで、特に最近の研究においてその険しい効果が裏付けられています。Segal博士は、普段の思考と感覚の二つのモードを体験しながら、参加者に思考を観察する際の注意深さの重要性を強調しました。このアプローチにより、自身の感情や思考のパターンをより明確に認識することができ、心理的な安定を得る助けとなります。
MBCTの背景
Zindel Segal博士がMBCTの共同開発者として行った研究は、主にエビデンスに基づく心理療法の必要性を訴えるもので、精神的な問題に苦しむ人々にとっての強力なサポートとなっています。博士によると、MBCTは「治療」よりも「予防」に焦点を当てて開発されたため、再発防止策として高く評価されています。この考え方に基づき、参加者はプログラムの中で自らの体験を通じて内なる感情と向き合うことができます。
神経科学との関連
さらに、Segal博士はMBCTの神経科学的裏付けについても言及しました。心の働きと脳の機能がどのように相互作用するのかを理解することで、マインドフルネスの効果がより具体的に理解できるようになります。参加者は自らの変化を体感し、その結果、より深い自己理解が促されるのです。
今後の展望
International Mindfulness Center JAPANは、今後も教育、実践、研究を通じてMBCTやマインドフルネスの普及に努めていく意向を示しています。様々なオンラインコースやウェビナーが予定されており、共通して「心のしなやかさ」を育む学びの場を提供しています。これからのイベントには、心理支援職向けの集中講座やMBSR講師養成、マインドフルネス・コンパッション・ヨーガなど、多岐にわたる内容が含まれています。
各イベントの日程や詳細については、International Mindfulness Center JAPANの公式ウェブサイトで確認することができます。参加者には新たな学びを通じて、心の健康を維持するためのスキルが身に付けられると同時に、他者との繋がりも深まることでしょう。
興味がある方はぜひ訪れてみてください。心の健康を支えるための新たな第一歩を踏み出してみませんか?