シプリアン・カツァリス 来日40周年 コンサートのご案内
フランス生まれ、四十年のキャリアを誇る技巧派ピアニスト、シプリアン・カツァリスが2025年に日本を訪れます。初来日から40年を迎える節目の年として、特別な記念公演を開催するのです。彼の音楽的才能が存分に発揮されるこのリサイタルは、大阪音楽大学付属音楽院が主催し、2025年10月21日(火)に大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスで行われます。
公演の詳細
この公演のテーマは「ショパンとリスト」です。その名の通り、第一部ではショパンの美しい作品群が演奏されます。特に今回のプログラムには、カツァリスがこれまで録音したことがないショパンのマズルカが含まれており、生演奏でしか体験できない貴重な機会となります。お馴染みの「英雄ポロネーズ」も演奏される予定で、多くのファンが期待を寄せています。
次に、第二部ではリストの名曲、特に『ピアノとオーケストラのためのハンガリー幻想曲 S123』 が特集されます。この曲はカツァリスならではの独特な技術が求められる作品であり、彼の得意とするオーケストラの作品をピアノ一台で演奏する姿を楽しむことができるでしょう。
カツァリスの音楽的背景
シプリアン・カツァリスは、1951年にマルセイユで生まれたキプロス系フランス人のピアニストで、その音楽的旅は4歳の時から始まりました。パリ音楽院を卒業したのち、著名なオーケストラとの共演や数多くの国際音楽コンクールでの受賞歴も持っています。特に1977年にはインターナショナル・ヤング・インタープリターズ・ロストラム・ユネスコで優勝し、その才能を世界に知らしめました。
彼はこれまでに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団や、名指揮者たちと共演し、特にベートーヴェンの交響曲をピアノ用に編曲した作品が高く評価されています。また、NHKの人気番組「ショパンを弾く」にも出演し、多くのファンに親しまれています。彼の特異な音楽教育アプローチは、次世代のピアニストたちにとっても重要な影響を与えています。
チケット情報
この記念すべきコンサートは、チケット料金が一般5,000円、学生3,000円で、全席指定です。また、4歳以上のお子様なら入場可能です。チケットは2025年6月13日(金)10:00からカンフェティで発売される予定です。興味のある方は、お早めにチェックしてみてください。
公式サイトでの詳細情報はこちらから確認できます:
LEGARE 公式サイト
日本中の音楽ファンが待ち望んでいるこの公演で、シプリアン・カツァリスの音楽的魔法が体験できることを願っています。彼の円熟した演奏を、ぜひお聞き逃しなく!