山形市の新たな相談サービス「つながりよりそいチャット」
山形市が導入した新しい相談サービス「つながりよりそいチャット」は、孤独や孤立感を抱える市民に向けたもので、AIと専門スタッフが連携して24時間、いつでも相談を受けつけます。この取り組みは、デジタル技術を活用して心理的サポートを提供するものであり、多くの人々に安心感を届けることを目指しています。
「つながりよりそいチャット」の特徴
「つながりよりそいチャット」は、傾聴型の生成AIが24時間365日、相談者の話に耳を傾けるという画期的なサービスです。相談者は、AIもしくは専門の相談員のいずれかを選択できるハイブリッド型のLINE相談を通じて、無料でサポートを受けられます。主な対象者は、山形市に住んでいる、通学または勤務している方々で、孤独や孤立を感じている人々です。
対応時間
- - 傾聴型生成AI: 24時間365日
- - 専門スタッフ: 平日9時から18時まで
このシステムの運営は、山形市の福祉推進部生活福祉課が中心となって行っており、相談者が危機感を持っている場合や専門的な支援が必要な場合は、専門職と協力しながら関係機関に情報を共有し、適切な支援へとつなげる仕組みが整っています。
Digi田甲子園での評価
この取り組みは、デジタル技術を用いて地域の課題解決に挑む「第4回Digi田(デジでん)甲子園」に応募したところ、予選を突破し本選への出場が決まりました。このイベントは、地方公共団体と民間企業がデジタルの力を活用したプロジェクトを競い合い、優れた事例には内閣総理大臣賞が贈られるほどの権威あるものです。
本選には、地方公共団体部門から23団体、民間企業および団体部門からは32団体が出場する予定です。AIを活用した相談サービスが特に評価された背景には、誰一人取り残さない社会を目指す強い理念があります。
利用者の声
実際にこのチャット相談を利用した市民からは「気軽に相談できて心が軽くなった」「自分の気持ちを整理する良いきっかけになった」などのポジティブな感想が寄せられています。特に、仕事や学校の都合で相談窓口になかなか行けない方にとって、24時間アクセス可能なこのサービスは非常に重宝されています。
投票のお願い
今回は、Digi田甲子園の本選に向けて、皆さんの投票が重要です。投票は、令和7年1月14日から令和7年2月16日まで、専用のインターネットページで行われます。山形市の「つながりよりそいチャット」へご支援をお願いいたします。
まとめ
これからも山形市は、デジタル技術の活用を通じてより良い社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。この新しい相談サービスが孤独感を抱える人々に寄り添い、心強い存在となることを期待しています。