川端龍子と高橋龍太郎の共同企画展「ファンタジーの力」
2024年12月7日から2025年3月2日まで、東京都大田区にある川端龍子記念館にて、川端龍子と高橋龍太郎のコレクションによる特別な企画展「ファンタジーの力」が開催されます。この展覧会では、川端龍子の作品とともに、現代を代表する20名以上のアーティストによる作品が一堂に展示され、訪れる人々はそれぞれの「ファンタジーの力」を感じることができるでしょう。
展示内容
出品作家には、川端龍子をはじめ、青山悟、安藤正子、草間彌生、奈良美智など、総勢24名の多彩なアーティストが名を連ねています。この共同企画展は、2011年の「川端龍子vs.高橋龍太郎コレクション」展に続くもので、高橋龍太郎氏のコレクションやアートに対する情熱が引き続き発信されることを目的としています。
高橋氏は、日本屈指のアートコレクターとしての肩書を持ち、そのコレクションは3,500点以上にのぼります。特に、1990年代半ばから現代アートに情熱を注ぎ、大規模な展覧会も数多く開催してきました。東京都現代美術館での「日本現代美術私観」など、高橋氏のコレクターとしての軌跡が広く知れ渡っています。
今回の展覧会では、「ファンタジー」をテーマに、高橋龍太郎コレクションから草間彌生や李禹煥、奈良美智、加藤泉などの作品が川端龍子の作品と共に展示され、アートと文学を融合する新しい試みも行われます。ブックディレクターである幅允孝氏が選定した書籍も展示室に設置され、来館者はアートと本を通して想像力をかき立てられる体験ができるのです。
特別展示「アトリエの異世界」
この展覧会の特に注目すべき点は、川端龍子のアトリエである旧川端龍子邸画室で行われる特別展示「アトリエの異世界」です。このアトリエは1938年に龍子自身の構想によって整えられ、今でも彼が情熱を注いで創作活動を行った場所です。この特別展示では、アトリエ内に現代アートの作品が展示され、入館者は普段見ることのできないアトリエを体験しながら、アートを楽しむことができます。
アトリエでのプログラムには、作品見学や幅允孝氏が選書した本をアートを眺めながら楽しむ読書体験があります。これらのプログラムは、事前予約が必要ですので、参加を希望する方は早めに申し込みを行うことをお勧めします。
開催概要
会期
- - 2024年12月7日(土)~2025年3月2日(日)
開館時間
休館日
- - 毎週月曜日(祝日開館、翌日休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料
- - 一般:1000円
- - 中学生以下:500円
- - 65歳以上・未就学児及び障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
主催
会場
- - 大田区立龍子記念館(東京都大田区中央4-2-1)
- - TEL: 03-3772-0680
- - 公式サイト
この機会に、川端龍子と現代アートの数々に触れ、新たな視点を得られる貴重な機会をお見逃しなく。アートの力を感じるとともに、自身の「ファンタジー」を豊かに育む時間を過ごしてください。