国営ひたち海浜公園のバラが見事に咲き誇る季節が到来
国営ひたち海浜公園の「常陸ローズガーデン」では、約3,400株のバラが現在見頃を迎えています。この美しいバラの数々は、特に5月17日から25日頃までが見頃とされ、花数が豊富な状態が続く見込みです。さらに、遅咲きのバラもあるため、6月上旬頃までその魅力を楽しむことができます。
このガーデンには、約120種類のバラが植栽されており、訪れる人々を色とりどりの花で迎えてくれます。中でも、ハマナスは約1,600株もあり、特に目を引く存在となっています。広さは約3,500㎡に及び、バラだけでなく、訪れる人々にとっての心の癒しも提供しているのです。
バラに込められた思い
国営ひたち海浜公園では、ボランティア団体「ローズパートナー」が協力し、訪れるすべての人がバラを楽しめるよう手入れを行っています。車椅子利用者や小さなお子様でもアクセスしやすいように、バラの背丈を低く保つ工夫もされています。これにより、家族全員が一緒にバラの美しさを堪能できる環境が整えられています。
多様なガーデンゾーン
園内には、様々なテーマを持ったガーデンゾーンが用意されています。特に見逃せないのが、「ローズレリーフガーデン」です。大観覧車から見下ろすと、大輪のバラの花模様が浮かび上がるデザインとなっており、「希望」と名付けられた品種が中心に植えられています。
また、「リラクゼーションガーデン」では、広大な公園の中でリラックスできる空間を提供。バラの花の近くで読書や食事を楽しむことができます。このゾーンは、1985年に開催された科学万博つくばから受け継いだバラを含んでおり、独特なデザインが魅力です。
さらに、「ハマナスの思い出ガーデン」も特筆すべきスポット。こちらでは、初夏に芳香のある紅紫色の花を咲かせ、秋には赤い果実をつけるハマナスが展示され、訪れる人々に自然の移り変わりを感じさせてくれます。
新たに加わったウェルカムガーデン
さらに嬉しいニュースとして、ローズガーデン入口には「ウェルカムガーデン」が新たに誕生しました。宿根草を巧みに配置したこのガーデンは、バラの開花時期に合わせて色とりどりの花を楽しむことができます。来園者は、まず入り口で美しいピンクや赤の「アルケア」、黄色やオレンジの「ヘリオプシス」に出迎えられることでしょう。
バラの品種紹介
遅咲きのバラも魅力的です。たとえば、「アイスバーグ」という品種は、別名「白雪姫」とも呼ばれ、美しい雪のような白い花を咲かせます。また、「ラバグルート」は深紅色のビロードのような花を持ち、晩秋まで繰り返し咲き続けます。「アライブ」は、元宝塚トップスターの思いを込めた品種で、フルーティーな香りが特長です。
まとめ
国営ひたち海浜公園では、四季折々に異なる花が楽しめるだけでなく、施設内に多彩なアトラクションも揃っています。訪れる人々は、自然の美しさと瞬間の楽しさを同時に味わえるこの特別な場所で、思い思いの時間を過ごすことができるのです。