全国の落とし物を可視化する「find」、業務負担を8割削減し返却率も3倍に

落とし物問題の新たな解決策、findの導入関係

近年私たちの生活において、落とし物がいかに日常的な存在であるかが注目されています。その数は驚くべきもので、株式会社findが発表したデータによれば、落とし物は「11秒に1件」のペースで登録されています。出生や婚姻といった人生の重要な出来事よりも頻繁に発生していることから、落とし物問題は思っている以上に社会的な課題となっていることが示されています。

findの革新技術

一般的な落とし物の管理は手間がかかり、効率が悪いのが現実です。しかし、findはそんな課題を解決するために設計されたクラウドベースのソリューションです。この技術により、全国の33社・3,034の施設で導入が進んでおり、19の都道府県に広がっています。これにより、落とし物の管理が大幅に効率化され、利用者の利便性も向上しています。

落とし物返却率の向上

findを採用した施設では、落とし物の返却率が従来の約3倍にまで跳ね上がりました。これはより多くの落とし物が持ち主に戻ることを意味します。利用者が安心して生活できる環境作りに寄与するこの成果は、全国的な展開の中で特に目立った成果と言えるでしょう。

業務負担の大幅削減

また、findを導入することで従業員の業務負担が平均して8割も削減されたと報告されています。多くの企業では、落とし物に関する電話対応がほぼゼロに近づいており、従業員はより重要な業務に集中できるようになっています。これは、顧客体験の向上にもつながり、企業にとっての大きなメリットといえるでしょう。

広がる導入の輪

分析によると、findの導入は既存の導入先や株主からの紹介によるものが65%を占めています。これはfindが信頼され、実際の利用者からの好評価が新たな顧客への波及を作り出している証です。広告やキャンペーンに頼らない、自然な成長モデルが続くことで、findは今後も全国にそのネットワークを広げ続けることでしょう。

今後の展望

将来的には、findは商業施設や鉄道だけでなく、警察署との連携も強化していく計画です。落とし物の管理を新たな社会インフラとして位置づけることで、より多くの人々が安心して生活できる社会を目指しています。findのビジョンは、「落とし物が必ず見つかる世界」というから、今後ますます期待が高まります。

会社概要

株式会社findは、東京都港区に本社を構える企業で、落とし物管理のクラウドサービスを展開しています。代表取締役CEOの高島彬氏の指揮のもと、業務効率化を実現するための技術開発に注力しています。

として、findは新たな落とし物管理のスタンダードを創造することで、社会全体の利便性を高める存在へと成長を続けています。