2025大阪・関西万博での挑戦
2025年の大阪・関西万博にて、醸造酢メーカーのタマノイ酢株式会社は「堺から世界へ」というテーマのもと、出展を行いました。今回の万博では、伝統的な醸造技術を基にした革新的なメニューが数多く登場し、多くの来場者が楽しむことができました。
1階販売ブースの盛況
出展期間中、1階の販売ブースでは、特に目を引いたのが「和牛ローストビーフ握り寿司~紅白寿司~」と「和牛肉巻き寿司ボール~紅白寿司~」でした。合計で約5000食が販売され、来場者からは絶賛の声が寄せられました。また、タマノイ酢が誇る製品『すしのこ』を使用したすしのこポテトも3400食を超える人気メニューとなりました。お客様からは、「お酢の酸味がさっぱりしていて美味しい」との意見が多く寄せられました。
ドリンクメニューも充実しており、特にティービネガーが大好評でした。冷たい紅茶ベースの飲み物は、さっぱりとした味わいが特徴で、食事との相性も抜群でした。
物販コーナーと新商品の魅力
また、物販スペースでは3月発売の新商品「名誉金牌ギフトボックス」の先行販売が行われ、1893年のシカゴ万博で受賞したメダルを記念した復刻版が展示され、多くの来場者が足を止めました。タマノイ酢の歴史を感じさせる逸品として、注目を集めました。
2階体験ブースの魅力
2階の体験ブースでは、テーマ「すぅ〜酢ごいやん NO VINEGAR NO LIFE」と掲げ、寿司の握り体験や健康チェックができるクイズイベントが実施されました。寿司握り体験は大人気で、毎日予約が満席となるほどの盛況ぶりでした。このイベントでは特に外国からの来場者を招待し、日本の食文化を広める取り組みも行われました。
加えて、こどもの日や母の日などの特別イベントも企画され、未来を担う子供たちに日本文化に触れる機会を提供しました。
リーダーのメッセージ
万博出展を終えたタマノイ酢の代表取締役社長、播野貴也氏は、「55年ぶりの地元開催は特別な意味がある。多くの消費者と接点を持ち、直接の声を聞くことができたのは貴重な経験だった」と語ります。彼は、お酢の持つ可能性に改めて気付かされ、日本の伝統食文化の魅力を国内外へ発信することができたことを誇りに思っています。
今後は、インバウンドからアウトバウンドの戦略を基に、さらなる食文化の融合を目指すと明言されています。万博という特別な舞台で、食の力が国々をつなぐ重要なツールであることを再確認したこの経験を基に、タマノイ酢は新たな挑戦を続けていくことでしょう。
会社概要
- - 社名: タマノイ酢株式会社
- - 所在地: 大阪府堺市堺区車之町西1-1-32
- - 代表取締役社長: 播野貴也
- - 創業: 1907年(明治40年)6月
- - 事業内容: 醸造酢、粉末酢、各種調味料やレトルト食品、菓子・健康飲料の製造販売
- - URL: タマノイ酢株式会社