ミラノデザインウィーク2025での「NEW NORMAL 5」プロジェクト
2025年4月に開催される世界最大級のデザインイベント、ミラノデザインウィークに、「NEW NORMAL 5」プロジェクトが出展します。このプロジェクトは日本の中小企業の事業後継者とデザイナーが共同で行うもので、昨年に引き続き「家業の新常識をつくる」というテーマのもと、8つの新たな作品を発表します。
プロジェクトの概要
「NEW NORMAL」は2020年にスタートし、これまでにも感染症対策や防災といった社会の課題をテーマにしたデザインを展開してきました。今年のテーマである「家業の新常識をつくる」は、事業を継承する若手経営者とデザイナーが協力して新しい商品やデザインを創出する試みです。
参加する企業は、大阪、東京、広島、福岡から集まった中小企業で、それぞれが特色ある製品を取り扱っています。具体的には、スチール製家具やジュエリーケース、さらには工業用ゴム製品や額縁など、多岐にわたるアイテムが登場します。これらの製品は、単に商業的な価値を超え、文化的な観点をも提供することを目指しています。
イベントの詳細
会場は、ミラノのIsola地区に位置するデザインオフィス「Zetalab」。自然光がふんだんに降り注ぐクリーンでモダンな空間で、昨年よりも一層パワーアップした家業とデザインの融合を体験できるでしょう。入場は無料で、参加者は自由に享受できる環境が整っています。
開催日時
時期: 2025年4月7日(月)~11日(日)
時間: 11:00~19:00 UTC
参加企業とデザイナー
参加企業には、株式会社アルナ、株式会社樫本商店、三栄ケース株式会社など、各分野の専門家が名を連ねています。彼らは若手後継者とデザイナーとのコラボレーションを通じて、伝統的な家業に新たな意味や価値を付加しようとしています。
参加デザイナーには、北條英、中込明、江口海里などが名を連ね、空間デザインを手掛ける浦田孝典、伊澤真紀とともにインテリアとアートの新たな境地に挑んでいます。
プロジェクトの意義
「NEW NORMAL」は、単なるデザインプロジェクトにとどまらず、日本の伝統と未来をつなぐ架け橋とも言えます。新しい価値を生むためのクリエイションを探求するこのプロジェクトは、各参加者のアイデアが集まることで、企業の革新を促すことを目指しています。
今年もミラノで新たな挑戦が行われる「NEW NORMAL 5」プロジェクト。ビジネスの未来だけでなく、日本の文化そのものに新たな光をもたらすことでしょう。是非、現地でその目撃者となってください。