NATO演習2026での新たな挑戦
2026年5月14日にオランダで開催される「NATO技術相互運用性演習(TIE)2026」で、ローデ・シュワルツが開発した対ドローン(C-UAS)ソリューション「ARDRONIS」が初めて実証されます。このシステムは、NATOのSTANAG(標準化規格)に準拠しており、SAPIENT標準プロトコルにも完全に対応。NATO TIEは、ドローンの脅威を探知し無効化するためのさまざまな民間及び軍事技術がどのように相互運用できるかを探求する重要なイベントです。
ARDRONISの特長
ローデ・シュワルツは、特に民間の携帯電話ネットワークを利用した無人航空機(UAS)の探知、追跡、妨害能力を高めることを目指しています。実証では、ARDRONISの2つの具体的製品、ARDRONIS Locate CompactとR&S®Probe Observerに焦点が当てられます。
ARDRONIS Locate Compact
ARDRONIS Locate Compactは、コンパクトでありながら堅牢な設計が特徴で、ドローンから送信されるビデオデータの方向を特定し、三角測量を自動で行うことができます。このシステムは、空港を含む重要インフラや軍事作戦が行われる厳しい環境でも迅速に展開できる能力を持っています。
R&S®Probe Observer
一方、R&S®Probe Observerは、既存の通信インフラを最大限に活用し、携帯電話網で制御されたUAVを高精度で特定することができます。このシステムは360度のカバー範囲を持ち、誤警報を最小限に抑えつつ、単一施設から全国スケールでの防護をリアルタイムに提供します。
新たな防護システムの実現
これらの製品を組み合わせることで、RF制御されたドローン及び携帯電話網を利用したドローンに対する探知と無効化が可能となる初のシステムが完成しました。これにより、高度な運用性能と信頼性が実証され、NATOの対ドローン・アーキテクチャとも円滑に統合されることが証明されます。
協力関係の深化
この試みは、ローデ・シュワルツのARDRONISシリーズの信頼性を立証するものであり、NATO通信情報局(NCIA)との連携を強化する重要なステップでもあります。ローデ・シュワルツのネットワークアナリティクス担当シニアプロダクトマネージャー、ティム・キッテル氏は「NATO演習への参加は、ARDRONISがSTANAGやSAPIENTの規格を満たすだけでなく、携帯電話ネットワークでのドローンの新たな脅威に対応するための実用的な能力を持つことを証明する機会です」と述べています。
企業の成り立ちとビジョン
ローデ・シュワルツは、1933年にドイツ・ミュンヘンで設立され、電子計測、技術システム、ネットワーク、サイバーセキュリティという多岐にわたる分野で活動しています。ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社も、2003年に日本国内での販売とサービスを開始して以来、自動車や通信、エレクトロニクス、防衛分野で様々な製品を提供しています。
お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせは、ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社のマーケティング部まで。電話番号は+81 3 5925 1270/1290。詳細は公式サイトをご覧ください。
ローデ・シュワルツ公式サイト。