三井不動産と東北電力が再エネ導入拡大に向けて新契約を締結

三井不動産と東北電力が手を組む再エネの未来

2023年、三井不動産株式会社と東北電力株式会社は、秋田県由利本荘市に位置する新たなメガソーラーの運用に関する契約を結びました。この新契約は、2026年1月1日より発効し、三井不動産が開発した太陽光発電所から供給される再生可能エネルギーを、東北電力が効率的に管理・運営していくものです。この取り組みにより、企業の持続可能なエネルギー確保とカーボンニュートラルの実現が見込まれます。

メガソーラーの具体的な特徴

新たに開発される「三井不動産由利本荘市石脇太陽光発電所」は、設備容量が3,129kWで、年間発電量は約339万kWhに達する計画です。このメガソーラーは、地元の再生可能エネルギーとして地域社会にも貢献することが期待されています。三井不動産は、2021年に設定したグループ行動計画に基づき、2030年までに合計3.8億kWhの電力供給を目指しており、着実にその目標に向かって進んでいます。

脱炭素社会への貢献

三井不動産は、企業が環境配慮型のエネルギー調達を行うための手法として注目されるオフサイトフィジカルコーポレートPPAの導入を進めています。これは、遠方の発電所から電力を調達し、発電事業者が直接電力とその環境価値を供給する仕組みです。これにより、企業としてCO2排出量の削減を図りつつ、持続可能な発展にも寄与することが可能です。

連携による更なる発展

両社は今後も、再生可能エネルギーの開発や省エネ、蓄電池の導入等を活用し、カーボンニュートラル社会の実現に向けてますます積極的な連携を図る意向を示しています。三井不動産は「共生・共存・共創」を理念として掲げ、社会的価値と経済的価値の両立を目指しています。

一歩進んだサステナビリティ

東北電力もこれに呼応し、顧客の環境意識の高まりに応じた「グリーンエネルギーソリューション」の提供を強化中です。お客様のCO2排出量削減に貢献し、地域社会におけるカーボンニュートラルの実現を目指しています。両社の取り組みは、地域にとっても持続可能な未来を形作るものとして、多くの期待を寄せられています。