大学スポーツの新たな学びをデザインするアプリ「まこトレ」が始動
近年、学生アスリートの直面するリスクは多様化し、教育の必要性が高まっています。それに応じて、一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)は新しいアプリ「まこトレ」をリリースしました。このアプリの目的は、運動部学生が自己の誠実さや社会的責任を理解し、日常生活の中でインテグリティを育むことです。
「まこトレ」の特徴と新たなサービス
新たに「大学スポーツ基礎研修」コンテンツが追加され、運動部学生が大学生活において大切にすべき視点が解説されています。この研修は、以下のポイントにおいて特に利用が推奨されています。
- - 新入生オリエンテーションや部活動初参加のタイミングでの活用
- - 学業と競技の両立とその意義を理解するための場としての活用
- - 大学独自の研修会や導入研修で利用
さらに、運用管理者向けの「まこトレManager」が登場。この機能を使用することで、各学生の取り組み状況を確認・管理し、研修の受講を促進することが可能となります。具体的には、受講した学生の学習進捗状況や利用状況を確認したり、修了証を発行したりすることができます。このような管理機能は、学生が求められる要件を満たしているかどうかをチェックする役割も果たします。
インテグリティを育む「まこトレ」
「まこトレ」は、オンラインでの学習機会を提供するために、多様な背景や立場を考慮して設計されています。学生は自身の体験を通じて、誠実な行動を養い、リスクを認識することができるようになります。特に、近年のパワハラやSNSトラブル、薬物問題など、学生が直面しているリスクに対し、自分自身で考える力を育むことが求められています。
このアプリの利用シーンとしては、新入生研修での動画視聴、大学独自の研修内容の掲載、または事故や熱中症への予防知識を得るための動画確認などが挙げられます。これにより、運動部員一人ひとりが、より良い大学生活を送るためのスキルを養うことが期待されます。
学ぶことが楽しく続く仕組み
「まこトレ」には他にもさまざまな機能があります。新しい知識を得るための研修動画はもちろん、社会に関するニュースやコラムを通じて、自身の視点を広げる学びも提供されます。また、クイズ機能が用意されており、短時間で理解を深めることができます。これにより、楽しく続けられる学習の場を作ることが可能です。
まとめ
UNIVASが提供する「まこトレ」は、学生に誠実さや社会的責任を自覚させるための強力なツールとなります。それはただの学習アプリではなく、自律的に成長できる環境を提供するための重要な一歩です。大学スポーツに従事する全ての皆さんが、安心かつ安全にスポーツ活動に取り組んでいける環境づくりが進むことを期待しています。今後も「まこトレ」を通じて、学生が日常的にインテグリティを意識し、実践できるようになることが目指されます。