鳥取市、初のオンライン研修「コドモンカレッジ」を導入
鳥取県鳥取市は、株式会社コドモンと提携し、2026年8月3日から市内全ての公立保育園・幼稚園にオンライン研修サービス「コドモンカレッジ」を導入することを発表しました。これにより、全23施設の保育士たちは、時間や場所を気にせずに専門研修を受けられる環境が整います。これまで、各園の施設運営や職員配置の違いから、研修受講機会にばらつきが生じていましたが、新しい取り組みは、それを解消することを目指しています。
研修導入の背景
近年、保育現場では保育指針の遵守や多様化するニーズへの対応が求められています。これに伴い、保育士の専門性向上が必須となり、継続的な学びが重要視されています。
しかし、従来の集合形式の研修では、移動時間や職員の配置によって受講機会に差が生じる問題が顕在化していました。このような状況を打破するため、鳥取市は「コドモンカレッジ」を利用することで全園が共通の学習機会を得ることを決定しました。
新たな研修基盤「コドモンカレッジ」
「コドモンカレッジ」では、550本以上の研修コンテンツを提供し、鳥取市に特化した研修ページを構築。在園職員一人ひとりが必要な学びを選択し、自己評価に基づき学ぶことができる体制が整えられます。受講後には研修内容を共有し、職場全体の質向上にも寄与します。
このようにして、保育士たちが子どもたちと向き合う時間を最大化しながら、専門性を高め、保護者にとっても安心できる環境を作り出していくのです。
鳥取市幼児保育課のコメント
鳥取市幼児保育課の岡田好恵さんは、集合研修による受講機会の格差や、個々のニーズに応じた学びの選択肢の不足が課題であったことを明らかにしました。そのため、「コドモンカレッジ」の多様な研修内容を活用することに期待を寄せています。
コドモンの考え方
株式会社コドモンの小池義則CEOは、保育者が質の高い保育を提供するためには、子どもと向き合う時間を大切にし、継続的に学べる環境が重要だと述べています。オンライン研修が地域や施設における学びの格差を無くす手助けとなることを目指しています。
研修の具体的な内容
「コドモンカレッジ」では、初任者向けや管理職向けの研修を含むさまざまな研修コースを提供。時節に応じたライブ研修や録画した研修動画を通じて、保育士たちは専門的な知識を得られます。また、全国の保育士がオンラインで同時に受講できる環境も整えています。
今後の展望
この取り組みにより、鳥取市は保育士の専門性を磨き、保育の質を向上させるとともに、業務負担を減少させ、「子どもと向き合う時間」を増やすことに貢献していく方針です。本施策は、子ども・子育て支援事業計画にも適合し、地域全体で子どもたちの学びを支える未来を目指します。
まとめ
鳥取市における「コドモンカレッジ」の導入は、保育士たちの研修機会を平準化し、質の高い保育を実現するための一歩です。全ての職員が能力を高めることで、子どもたちにとってより良い保育環境が提供されることを期待するばかりです。