はんぽさきとステラーグリーンの協業で森林DX進化へ
株式会社はんぽさきと株式会社ステラーグリーンの二社は、持続可能な森を次世代に引き継ぐための新たな取り組みを開始しました。この共同事業では、はんぽさきの共有地図アプリ「LivMap」を用いて、林業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、森林モニタリング業務の効率化を図ります。
協業の背景
現代の森林管理には、J-クレジット制度を支えるために高い信頼性を提供する必要があります。そのため、実地での巡視や情報の記録が重要ですが、従来の方法では多くの課題が存在します。特に、巡視活動の記録が紙に頼っている場合、情報の正確性の確保が難しくなり、毎年進行する林業従事者の高齢化や人材不足も影響を及ぼします。
紙に記録された情報をデジタル化することにより、情報の共有や分析が迅速に行えるようになります。はんぽさきとステラーグリーンの協力により、それぞれの強みを活かし、これらの課題を解消することを目指します。
目指すもの
これからの森づくりは、地域が主導する脱炭素モデルを構築し、持続可能な林業を実現することです。ステラーグリーンは、自社の持つ森林カーボンクレジットの専門性に加えて、効果的な制度設計力を今回のプロジェクトに活かします。また、はんぽさきの「LivMap」の実用性をもって、このシステムを現場に導入することで、林業のデジタル化を進めることが大きな目的となっています。
LivMapとは何か?
「LivMap」は、チームが地図上でデータを一元管理し、リアルタイムで情報を共有できるアプリです。このアプリは、紙やPDF、GISデータなど、あらゆる形式の地図を扱うことができ、さらに現場の写真やメモ、位置情報、軌跡データも追加可能です。これにより、デジタル環境での情報管理が可能となり、従来の紙ベースの方法ではできなかった迅速な情報の蓄積と共有が実現します。アプリの活用は、森林の巡視や情報収集を大幅に効率化し、より質の高い森林管理を推進します。
会社概要
株式会社はんぽさき
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 5F
- - 設立: 2020年6月11日
- - 代表取締役: 小林 俊仁
- - 公式ウェブサイト: はんぽさき
株式会社ステラーグリーン
ステラーグリーンは、「自然の価値に、輝く道を。」を経営理念に掲げています。この理念の下、生物多様性の保全とテクノロジーを活用し、地域社会における自然資源の持続可能な利用を目指しています。森林カーボンクレジットの生成から販売までを支援するワンストップサービスを展開しており、地域の自然環境を大切にしながら経済活動を行うことを目指しています。公式ウェブサイト:
ステラーグリーン
まとめ
はんぽさきとステラーグリーンの協業は、林業の未来に対する新しいアプローチです。デジタル技術を駆使して森林管理を効率的に行い、次世代に引き継げる持続可能な森を築くことが求められるこの時代に、二社の取り組みがどのように進化していくのか、今後も注視していきたいところです。